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土の器

フランスの画家ファン・ゴッホは若いころ伝道師として炭鉱で働いていました。その頃のことです。一人の鉱夫が掘削機械を包んでいた布でシャツを作って身に着けていたのを見ました。そのシャツの背中のところにたまたま『壊れ物につき注意」という文字が書かれていたのです。ゴ...

神さま祈ります

イエスキリストの父なる神さま、今日も私たちの切なる嘆願から礼拝を始めさせていただきます。この朝、教会には切なる祈りを心に抱いて礼拝に臨んでおられる、敬愛する兄弟姉妹を迎えています。きびしい暑さの毎日の中で、思いがけない痛みを負う病に直面させられた仲間がいま...

キリストの御手がのべられて

使徒言行録 16章 16-34節 パウロとシラスが牢屋で神を讃美していた。 現代では、教会は世界中にあります。でもその初めは一つしかありませんでした。エルサレムの教会です。何事もそうでしょうけども、はじまるときは小さな、ささやかなものからスタートするという...

讃美の心

「つくり笑い」という言葉があります。顔で笑って、心の中では笑っていないのです。失笑、笑殺、笑止。いくつかの笑えない表現が日本語にはあります。とはいえ「こぼれるような微笑み」という言葉も日本語にはあります。造る必要のない笑い。心の内側から湧き上がって、充ち溢...

キリストを信じる

フィリピ3章 1-7節 キリストのゆえに損になること 今日もこの礼拝の後で洗礼式が行われます。こうして3人の方々が洗礼を受けるというような事は多分なかったと思います。新しい仲間を迎えることができるのは大変嬉しい事です。何よりも教会というところは人が導かれて...

心・一新され

使徒言行録(使徒の働き) 2章 1-11節 炎のような舌が現れて、色々な言葉で話し始めた ペンテコステ、精霊降臨節の礼拝を迎えています。教会にはクリスマスと復活祭とペンテコステの大切な記念日があります。記念日というのはやはり大事なものです。聖霊降臨日は言い...

イエスに愛されて

ヨハネ福音書 21章 1-14節 ガリラヤ湖へ漁に出たが、一匹も獲れなかった。 教会暦の上では復活説は今日までなのです。来週から聖霊降臨節になっていきます。由木教会では来週の主日礼拝においてタグチタケオさん、ホンマキョウコさん、そして1週間遅れてナカシマヤ...

悲しみは喜びに

ヨハネ福音書 16章 16-24節 しばらくすると…。しばらくすると…。 私たちはヨハネ福音書を、復活説のメッセージとして読んでおるところです。毎週このヨハネ福音書の言葉が説教の題材となっているわけです。ヨハネの語りかけは一種独特の響きがあります。それに魅...

給付金誤送金騒ぎ

先週は山口県阿武町で起こった新型コロナウイルス対策のための特別給付金4,630万円を、誤って24歳のギャンブル好きの青年に振り込んでしまったとする問題で、返還を求める事件に。大げさに言えば国を挙げて大騒ぎになりました。突然大金を振り込まれた青年は「町から誤...

主イエスに友と呼ばれ

ヨハネ福音書 15章 12-17節 互いに愛し合うことが主の戒め 「わたしがあなたがたを選んだ」という説教をせていただくわけですけれども、聖書箇所は全く同じなんですけれども、説教の内容を多少、変えてお話をさせて頂きたいと思っています。そして「主イエスに友と...