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天につなげられ

ヨハネの黙示録 7章 1~12節 ヨハネ黙示録は紀元70年以降をこえた時代に書かれた書物と言われます。教会が生まれて間もないゆりかごの時代は、ローマ帝国の歴史の中でもひとつの危機の時代にありました。ローマ帝国の足下と言えるアルプス山脈の北の辺境ではローマの...

天を目指して

ヨハネの黙示録 7:9-17 ヨハネはこの黙示録を地中海、トルコ南方のロード島の西にある孤島パトモス島という南北16キロ、東西9キロの孤島に流刑囚として迫害下にあった時に執筆したといわれています。 それまでの時代、たとえばローマ皇帝ネロによる残虐な見せしめ...

新天新地

ヨハネの黙示録 21:1-5 ヨハネ黙示録21章は全聖書の最後の書。ほとんど終わらんとしている部分です。読む者の目の前に、生き生きとした情景が浮かび上がります。 新しい天と、新しい地が現れます。とりわけ新しいエルサレムが詳しく、目に見えるように描かれます。...

悲しみに直面させられて

あなたは私の嘆きを数えられたはずです。私の涙をあなたの革袋に蓄えてください。 詩編56:9 使徒パウロはフィリピ書で「私は喜びます。あなたがた一同と共に喜びます。同様に、あなた方も喜びなさい。私と一緒に喜びなさい。」と語りかけます。新約聖書はわたしたちにし...

世界の主なるキリスト

もはや、夜はなく、ともし火の光も要らない。神である主が僕たちを照らし、彼らは世々かぎりなく統治するからである。 黙示録22:5 この文章、つまり黙示録を書いたヨハネは囚人としてパトモス島の小島に流刑者として幽閉されていました。当時ローマ帝国にあってドミティ...

心のあちこちが痛いです

最近よくギリシャ神話の幾つかを思い出す。 【シーシュポス(あるいはシジフォスとも)の岩】シーシュポスは罰として、タルタロスで巨大な岩を山頂まで上げるよう命じられ、あと少しで山頂に届くというところまで岩を押し上げると、岩はその重みで底まで転がり落ちてしまい、...

嘆きを数える神

あなたはわたしの嘆きを数えられたはずです。あなたの記録に それが載っているではありませんか。あなたの革袋にわたしの涙を蓄(たくわ)えてください。 詩編56:8 人生には涙の経験が避けられないと思います。<いつも喜んでいなさい>と聖書は私たちに勧めますが、同...

それでも、世界の主なるキリストを見上げよう

もはや夜はなく、ともし火の光も太陽の光も要らない。神である主が僕たちを照らし、彼らは世々限りなく統治するからである。 ヨハネ黙示録22:5 この文章を書いたヨハネは囚人としてパトモスという小島に、流刑者として日々を過ごしていました。当時ローマ帝国にあってド...

私は少しも悪くない

「熱心に努めよ。悔い改めよ。」 黙示録3:19 先日、電車に乗ったときのことです。30歳台半ばと見える若い男のCDプレーヤから漏れる音が気になったらしい、隣の60歳台のオジさん(たぶん私より5-6歳年上かとお見受けする)が注意をし始めた。若い男は全く聞く耳...