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洗礼、そして聖餐

はっきり言っておく。だれでも水と霊とによって生まれなければ、神の国に入ることはできない。 ヨハネ書3:5 現在の日本のキリスト教会で最も問題となっている聖餐の位置付けに関わる核心的な御言葉です。ここでは、水による洗礼と霊による洗礼が必要であると述べられてい...

讃美歌「善き力にわれかこまれ」(ディートリッヒ・ボンヘッファー)

由木教会の2023年12月31日、主日礼拝の最後の讃美歌として469番「善き力にわれかこまれ」が讃美されました。由木教会では年末・年始の礼拝でこの讃美歌を讃美することが多いように思います。コロナ禍で讃美歌が限られてきましたので、この讃美歌をその年の最後の礼...

幼子の如くならずば

これは、マタイ福音書18章3節にある主イエスの御言葉であることは、どなたもご存知だと思います。悔い改めて幼子のようにならなければ神様の御国には入れませんよ、とイエス様はおっしゃいます。「幼子のようにならなければ」というのは、いったいどういうことなのかと考え...

晩年の駆け足

私の母は1男7女の長女で、15年前に92歳で召されました。 6女は私より8歳上の姉の如き存在で、ホーリネス教団の新井キリスト教会でイエス・キリストを救い主と信じて10数年を過ぎましたが、肺炎を患って以降、体調が回復せず、心不全のために去る6月9日...

必要なことはただひとつ

 この文章のタイトルをお読みになると、どなたも「ああ、あのことだ」とお思いになるでしょう。そうです。ルカの福音書10章42節にある主イエス様の語られたみことばです。イエス様をもてなすことに気をとられて、手伝わない妹マリアに対する不満を口にしたマルタに対して...

もやもや力

 先日、たまたまつけたNHKの番組で、「もやもや力」というテーマの放送を見ました。「もやもや力」とは悩んだり、すぐに答えを出せない悩み事に対し、悩んでも良い、すぐに答えを出さなくても良いと思える力なのだそうです。 私はすぐに、効率的に動かなきゃとか、無駄な...

古本屋街の匂いの思い出

最近は、ネットで古本を購入する事が多くなりましたが、学生時代も社会人になってからも、古本屋に行くことは大いなる楽しみでした。古本屋に一歩足を踏み入れると独特の「匂い」に心が躍りました。特に神保町の古本屋街に行くときは、お茶の水駅を降りて近くの「お茶の水キリ...

さすが、イエス

・・・イエスは弟子たちに「途中で何を議論していたのか」とお尋ねになった。彼らは黙っていた。途中でだれがいちばん偉いかと議論し合っていたからである。 マルコ9章33・34節  世の中は常に「誰がいちばん偉いか」を議論し合っているようなものです。テストでは少し...

わたしたちは主のもの

わたしたちは、生きるとすれば主のために生き、死ぬとすれば主のために死ぬのです。従って、生きるにしても、死ぬにしても、わたしたちは主のものです。 ローマの信徒への手紙14章8節  このパウロの言葉は、私の一生涯を貫いて、救いの拠り所となる御言葉ではないかと思...

修学旅行の思い出

 私の高校はミッションスクールで、修学旅行は別名「祈りの会」と呼ばれる巡礼の旅でした。携帯電話禁止、トランプのような遊戯物も禁止と旅のしおりに書いてあり、母も「こんな修学旅行もあるのね」と仰天していました。せめてお土産だけでも、と言ってお小遣いを沢山持たせ...