突発性難聴その後

2019年8月25日(日)午前9時半に私は突発性難聴に見舞われました。症状は全く病名そのものです。その病名は聞いたことがありましたが、その病名のもたらす現実については、私は何の知識も持ち合わせてはいませんでした。覚えているのは礼拝の心の準備をしていたとき右耳が突如『バキ!』と蓋がかぶさった聴覚を失った現実でした。主治医となった日赤武蔵野病院のドクターによればこの病気は原因も療法も確立しておらず、ステロイドを使って対処するのが唯一の療法だとのことでした。主治医によれば完全に元のように回復する人が3分の1、難聴になる人、残念ながら治療効果が聞かない人が3分の1・・・・・なのだそうだ。ただ私については最初の検査・診断結果から見ると右耳はほとんど音を拾っていない、かなり重い状態であるかもしれないということでした。
その段階では歩くことも全く普通で、別に不快な気分があるわけではなかったのです。ところがその夜26日(真夜中)2時半ころ、私は非常な不快な気分で目覚めました。きちんと立つにも、立てず、はなはだしいふらつき。そして目がまわり、天井がぐるぐると360度回転します。一瞬、脳梗塞に見舞われたかと思えるほど体が安定しないのです。何とかトイレにたどりついて、胃の中にあるものをすべて戻したのです。あとの主治医の説明では、往々にして最初の発作が強い患者には目まい・ふらつきはよくある症状とのことでした。折角処方していただいたステロイドをはじめとする何種類もの薬剤まですべてもどしてしまったようです。
その後コロナもそろそろ終息を告げる昨近、敬愛するドクター平井健先生から補聴器の提案があったのです。補聴器は安価な買い物ではないから気が付いたら耳から外れていたといような製品では困る。信頼するドクターのおすすめでもあるしクラシック音楽を聴くのにも邪魔にはならない。片耳になって困るのは、片耳では方向感覚がつかみにくいことがある、車のクラクションが聞こえても前後左右がわからないのは不安なもの。
でも私はそこでも不思議な神の導きを感じとっています。わたしの右耳の能力について専門医は「あなたの耳は 突発性難聴で、診断結果から見ると右耳はほとんど音を拾っていない、かなり重い状態であるかもしれない。」ということでした。ひねくれ者の私には「右耳のことは諦めなさい。」と聞えていたのかもしれない。耳鼻科の診療はすべて終わった。
わたしはパーキンソン病を患う患者でもあるが脳神経内科のDrであるその先生は私の落胆を読み取ったのかもしれない。補聴器使用を強く私に勧められた。主治医による補聴器勧めは驚きであったが、補聴器屋さんでの精密検査ではわたしの右耳は死んではいなかった。微弱な音声は受け取っておりそれを拡大すればかなり聞こえるというものだった。実際はどうなるか? 十分な音声が聞こえてきた。現代の医学で諦めかけていた私の右耳は復活した。

ハレルヤ補聴器の進歩  !!

牧師 小枝 功(2024年4月7日 週報の裏面より)

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