Blog

能登半島大地震におもう

年が明けて2日夕刻、大地震が能登半島方面を襲いました。被害状況はあまりに深刻で、特に能登半島を貫く道路が破壊された結果、被災地域に救援が届きにくいと伝えられています。地震の範囲は、新聞報道によれば、北海道から九州にかけ広い範囲で揺れが感知され、震源地近い石...

幼子の如くならずば

これは、マタイ福音書18章3節にある主イエスの御言葉であることは、どなたもご存知だと思います。悔い改めて幼子のようにならなければ神様の御国には入れませんよ、とイエス様はおっしゃいます。「幼子のようにならなければ」というのは、いったいどういうことなのかと考え...

立ち上がれデマス

デマスはこの世を愛し、わたしを捨ててテサロニケに行ってしまった。 2テモテ 4章10節 この週報裏の小文を読んでくださる敬愛する皆さんの中で、ことによったら使徒パウロのお弟子の中にデマスなる名前のお弟子がいたことを御存じない方がいるかもしれない。デマスは①...

キリストの弟子として

ルカ福音書6章12-19節 ある安息日の会堂の中で主イエスは、右手の萎えた人をいやされました。主イエスにとって、安息日こそ命を救い、善を行う事はふさわしいことだからでした。ところがそれは安息日の規定に真っ向から違反することでした。規定が間違っているなら修正...

永遠を映し出す場

マタイ福音書28章16-20節 召天者記念礼拝 猟師は足跡を見れば、その動物が熊か、野牛か、オオカミか瞬時に判別がつきます。人は誰でも、もっともその人らしい足跡を残すものです。その人は何を焦点に、何を目指して人生を送ったのか。すでに刻まれた人生という足跡は...

晩年の駆け足

私の母は1男7女の長女で、15年前に92歳で召されました。 6女は私より8歳上の姉の如き存在で、ホーリネス教団の新井キリスト教会でイエス・キリストを救い主と信じて10数年を過ぎましたが、肺炎を患って以降、体調が回復せず、心不全のために去る6月9日...

平和を祈る

教会暦によると本日から降誕前節に入ります。本日は<降誕前第9主日>になります。クリスマスはイエス・キリストがユダヤのベツレヘムでお生まれになったことを祝うキリスト教最大の祝祭です。しかしイエス・キリストがお生まれになったベツレヘムも、お育ちになったナザレも...

神の支配の下に

ルカ福音書19章11-27節 文脈はエリコの町でザアカイが回心をした直後の話とされています。主イエスの歩みがまっすぐに十字架への道行きとなる途上の出来事です。エルサレムまで二、三十キロの地点にありました。エルサレムに入るとなれば、イエスはいよいよ王の地位に...

必要なことはただひとつ

 この文章のタイトルをお読みになると、どなたも「ああ、あのことだ」とお思いになるでしょう。そうです。ルカの福音書10章42節にある主イエス様の語られたみことばです。イエス様をもてなすことに気をとられて、手伝わない妹マリアに対する不満を口にしたマルタに対して...