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悩み多い日々の中で

最近つくづくと思うのは、人はそれぞれに生の苦しみや痛みを持っているということです。使徒パウロはただならぬ深い信仰経験を重ねた人ですが、その一つが<第三の天にまで引き上げられた>経験でした。パウロはそれをパラダイス『楽園の』の経験と言い変えています。楽園とは...

復活から宣教に

思えばキリスト教とは不思議な出発を遂げた集団です。使徒言行録によれば<キリスト教会>を作ろうとして意識的に集って集団をつくろうとしたとは到底思えません。弟子たちにはそんな心のゆとりなどなかった。拠りどころを失って、すでに弟子としての資格すら失ったと思ってい...

愛がなければ

そこで、わたしはあなたがたに最高の道を教えます。たとえ、人々の異言、天使たちの異言を語ろうとも、愛がなければ、私は騒がしいどら、やかましいシンバル。たとえ預言する賜物を持ち、あらゆる神秘とあらゆる知識に通じていようとも、たとえ山を動かすほどの完全な信仰を持...

いまこそ信仰のとき

主よ、あなたの道をお教えください。私はあなたのまことの中を歩みます。一筋(ひとすじ)の心を私にお与えください。 詩篇86:11(ダビデの詩) 冒頭の言葉はいつかの礼拝の詩篇交読で読まれたものです。以来私の心を去来する言葉です。人は生き続ける中で様々な状況に...

あるがままの人生を

われわれ生きとし生きるものにとって、病気や死別という現実は最も近い隣人です。われわれ自身がそうした現実の最中におかれることも、決して遠いことではないはずです。だからこそ生きることの<はかなさ>と<かけがえなさ>を深く自覚すべきですが、日常の雑事に追われて、...

逆転

ひとはよいことでも、悪事であっても、何かを始めるについて、ことの正当化を計るものです。それが犯罪的な戦争や個人の万引き行為であっても、いちおうの理屈があります。逆からいえば、個人でも、国家でも、そこに何らかの論理構成ができなければ、一歩も前進することが出来...

信仰に生きる

こういうわけで、兄弟たち、神の憐れみによってあなたがたに勧めます。自分の体を神に喜ばれる聖なるいけにえとして献げなさい。これこそあなたがたのなすべき礼拝です。 ローマ12:1 8月にはいりました。今年の7月の天候は例年とは違いました。例年の7月の模様は20...

キリストを見つめる

使徒パウロの生涯は、そのかなりを獄中で過ごしたと思われます。ですがパウロは獄中から福音を語り、人を導き、教会へのメッセージを語りました。エフェソ書、フィリピ書、コロサイ書、フィレモン書はパウロが獄中からしたためたので獄中書簡と呼ばれています。パウロに友人フ...

半年を振り返って

先週、梅雨明け宣言が発表されました。いよいよ本格的な夏到来です。教会の前を通り過ぎる小学生たちもランドセルと一緒に1学期中に作り上げた図画・工作、 ピアニカ(楽器)など持ちきれない荷物を抱えて帰宅です。いよいよ夏休み。季節が劇的に変わります。今年もこうして...

語り続けよ、黙っているな

ホーリネス教団の10年間の教勢の歩みが3月末に発表されました。それによると、1999年から2008年までの教勢は、 会員数 12,893人から12,401人 教会数 167から166 礼拝出席者 5523人から5242人 教会学校出席者 1697人から12...