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キリストと私

ところが人々は、イエスを十字架につけるようにあくまでも大声で要求し続けた。その声はますます強くなった。 ルカ23章23節  主イエスは民衆に向かって福音を語り続け、民衆によって熱烈に歓迎され、そして最も助けの必要な人々を助け、心や体の病んでいる人々をいやさ...

信仰に生きる

ガラテヤ6章1-10節 信仰に基づいた助け合い イタリアのミラノといえば何と言っても、かの大聖堂が有名です。元々ミラノには古代から教会はありましたが、大聖堂になる教会堂は14世紀に着工され、19世紀に完成したのだそうです。その大聖堂の真裏に、もう一つの教会...

エウティコ、生き返る

使徒言行録 20章7-12節 本日の聖書の舞台はトロアスという場所です。今でいうトルコ。ヨーロッパを隔てる海峡の向こう側は、ギリシャです。これに先立つ数年前、パウロはやはりここトロアスにいました。パウロは海峡を越えてヨーロッパにキリスト教を伝える意向は、そ...

福音は国境、国籍をこえて

使徒言行録11章4-18節 今日与えられている箇所は、10章から始まるコルネリウスというローマの軍団の百人隊長の物語です。コルネリウスはローマ軍の職業軍人ですが、同時に<信仰心あつく、一家そろって神をおそれ、民に多くの施しをし、絶えず神に祈る(10:2)>...

喜びにあふれて

今という時は、いったい如何なる時と覚えられるだろうか。コロナウィルスへの警鐘。多発する自殺。ロシアとウクライナ戦争、そしてこれに関わって小型の核兵器が使われるのではないかと恐れられています。様々な事が起こる時代ですが私の父親の時代は10年毎に新たな戦争にの...

全ての人に届く神の祝福

使徒言行録 8章 26~40節 教会に聖霊が降り宣教が始まると、使徒たちの言葉は人々の心を打ちました。人々は心砕かれ、次々と洗礼を受けていったのです。しかし更に宣教が進むと、ユダヤ人の反感が反比例して増大していきました。そして迫害が始まり、まずギリシャ語を...

平和を生きる

今年も半年が過ぎようとしています。由木キリスト教会では8月のはじめに必ず平和聖日礼拝を行うのが通例です。あちこちで盆踊りが行われる8月は、本当は鎮魂の月でもあります。わたしは外地樺太の生まれなのです。戸籍上では樺太の生まれで5男にあたります、両親は二人の兄...

おごらず、臆することなく

使徒言行録4章5-31節 この箇所は、ペトロとヨハネによる神殿におけるペンテコステ説教の結果、民衆による雪崩のような悔い改めがおこったのです。その数の大きさに驚いた神殿警察と祭司たちは、ペトロとヨハネを逮捕し、牢屋に収監したのです。「二人の語った説教で神を...

恐れるな、わたしはあなたと共にいる

士師記6章19-40節 世界各国で聖書を病院、ホテル、学校で配布しているギデオン協会という会があります。時折、八王子ギデオン協会の代表の方が見えて協力依頼の働きかけがあります。その会の名前になった人物こそギデオンであります。すでにイスラエル民族は40年もの...

あなたの信仰があなたを救った

ある女性が出血のどん底にあった。出血が止まらなかった。血が止まらないということ、そのこと自体、恐怖である。マルコ福音書のこの女性は宗教的に、社会的に、汚れた者として不浄のレッテルを張られ差別されていた。鮮血が止まらないということは本人にはどうにもならない。...