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分別がスーツを着ている・・・

9月の月を迎えました。 記録的な高温の7月、8月でした。あまりに暑いからでしょうか、夏には平素のその人の立ち居振る舞いとは、あまりにかけ離れた行動をしでかしてしまう人がいます。 約30年前の6月に、 羽田を発った函館行きの全日空機が正午前、 山形県上空で5...

共に生きる

ローマの信徒への手紙 14章1-9節 教会生活の中で重大な事柄の一つに、他者を受け入れ、信仰の交わりの中で共に生きるということがあります。教会に行くと、この世の人間関係と違うものがあります。張り合ったり足を引っ張り合ったりではなくて、誰もが受け入れあってい...

み言葉を行う

ヤコブ1章19-27節 ヤコブ書では、貧しい人々にこそ神の目はそそがれ、富む人は低くされるとさえ言います(1:9-11)。様々な価値観が渦巻く中で教会にも主イエスにふさわしくない在りようが目を覆ったのでしょう。一つは教会共同体の貧しい人への対応です。人々は...

信仰によって守られる

新約聖書にカパドキヤという地名が数か所出てきます。かつて迫害から逃れるために離散のキリスト者が、息をひそめるように住んでいた隠れ家のような洞窟地帯。そこに岩地をくりぬいて洞窟内に住居、教会を作り上げて初代のキリスト者は信仰を守り抜いたことでした。 当時の世...

主の再臨に備える

1テサロニケ 1章1-10節 主に倣う者 パウロは冒頭に何を祈ったのでしょうか。この日に私が何を語るべきなのか。パウロのテサロニケに向かって書かれた手紙は、平和の問題など何ら関心は無いのではないか。「この世の平和の問題より、天的な心の問題こそパウロの関心」...

古本屋街の匂いの思い出

最近は、ネットで古本を購入する事が多くなりましたが、学生時代も社会人になってからも、古本屋に行くことは大いなる楽しみでした。古本屋に一歩足を踏み入れると独特の「匂い」に心が躍りました。特に神保町の古本屋街に行くときは、お茶の水駅を降りて近くの「お茶の水キリ...

平和聖日のリタニー

司式:神よ、あなたは私たちの平和です。日がじりじりと照り付ける敗戦の日。多くの人々が「もう戦争をしなくてもよい」「もう空襲に逃げまどわないでいい」と安堵しました。あの日、すべての国民が「二度と戦争はすまい」とかたく心に決めた事です。しかし、再び戦争地に軍を...

神の祝福を受けつぐ

第1ペトロ3章8-11節 第一ペテロの手紙は共同体における具体的な生活の在り方について、いくつかの勧めをしています。新たに神を信じた人々が、この世の只中に生きながら、この世の人々と全く同じ生活をしてよいというわけではありません。パウロがローマ書の12章2節...

ともに歩む

フィリピ 4章1-3節 時に、聖書は美しい本だといわれます。これを読むと心が清まるという人がいます。でも聖書を繰り返して読んでいると、むしろ聖書は、人間の心や生活そのものを徹底的に洗い出して、醜いものを掘り起こすのです。もし清さがあるとすると、❛そこから始...

キリストと私

ところが人々は、イエスを十字架につけるようにあくまでも大声で要求し続けた。その声はますます強くなった。 ルカ23章23節  主イエスは民衆に向かって福音を語り続け、民衆によって熱烈に歓迎され、そして最も助けの必要な人々を助け、心や体の病んでいる人々をいやさ...