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平和を祈る

教会暦によると本日から降誕前節に入ります。本日は<降誕前第9主日>になります。クリスマスはイエス・キリストがユダヤのベツレヘムでお生まれになったことを祝うキリスト教最大の祝祭です。しかしイエス・キリストがお生まれになったベツレヘムも、お育ちになったナザレも...

神の支配の下に

ルカ福音書19章11-27節 文脈はエリコの町でザアカイが回心をした直後の話とされています。主イエスの歩みがまっすぐに十字架への道行きとなる途上の出来事です。エルサレムまで二、三十キロの地点にありました。エルサレムに入るとなれば、イエスはいよいよ王の地位に...

必要なことはただひとつ

 この文章のタイトルをお読みになると、どなたも「ああ、あのことだ」とお思いになるでしょう。そうです。ルカの福音書10章42節にある主イエス様の語られたみことばです。イエス様をもてなすことに気をとられて、手伝わない妹マリアに対する不満を口にしたマルタに対して...

神に選ばれて

ルカ福音書18章1~8節 主イエスは、信仰とはなにかを弟子たちに伝えたかった。ここで主イエスが言われたのは、信仰とは《気を落とさずに、絶えず祈り続ければならない事》です。以前、韓国の教会を訪ねる機会がありました。私たちが訪ねた韓国教会は早朝4時頃から早朝の...

信仰はあなたを救う

ルカ福音書17章11-19節 主イエスがエルサレムに向かう途中、サマリアとガリラヤの間にあった重い皮膚病の病人の住む村に近づいた。苦しんでいた10人の人をいやされたというエピソードです。12、13節の内容から、そこが<重い皮膚病の人々の村>だと主イエスと弟...

もやもや力

 先日、たまたまつけたNHKの番組で、「もやもや力」というテーマの放送を見ました。「もやもや力」とは悩んだり、すぐに答えを出せない悩み事に対し、悩んでも良い、すぐに答えを出さなくても良いと思える力なのだそうです。 私はすぐに、効率的に動かなきゃとか、無駄な...

神の招き

ルカ福音書16章14-31節 冒頭から「金に執着するするファリサイ派の人々が」という主語から始まるこの文章。そのように名指しされたファリサイ派の一人に「あなたはなぜそんなに金銭に執着するのですか」と尋ねれば、「わたしほど金銭にクリーンなファリサイはいない。...

キリストに新しくされ

コロサイ3章5-17節 使徒パウロはここで同じ言葉を繰り返します。<身につける>という言葉です。<造り主の姿に倣う新しい人を身につけ>(10節)<憐れみの心、慈愛、謙遜、柔和、寛容を身につけなさい。>(12節)これら全てに加えて、<愛を身につけなさい。>(...

十字架を背負う

ガラテヤ書6章11~18節 ここはガラテヤ書の締めくくりの部分といえるところです。11節にパウロは書きます。「このとおり、わたしは今こんなに大きな字で、自分の手であなたがたに書いています。」この文から推察できることは、6:10までパウロは秘書とでもいえる弟...

キリストの前で

時折、私たちは人類史の終わりに近い部分を生かされていると言われます。とは言え、終わりがいつかを知らされてはいないのだから、別に嘆くことも慌てる必要もありません。その上、個人としての私自身はもうすでに若くはない。この数年、健康だけが取り柄であった私の身体は狭...