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震災と私

以下は、移動教会@山中湖・トーチベアラーズで7月17日にお話しした内容の概略です。 「洪水が地上に起こり、水が地の上にみなぎった。」(創世記7章)「石の代わりにれんがを、しっくいの代わりにアスファルトを用いた。」 (創世記11章) まず洪水という自然災害が...

あさひ

わたしの故郷である宮城県が大きな災害に見舞われました。仕事の関係で復旧したばかりの仙台空港に降り立った。飛行機が海からの横風を受け一度目の着陸を見送り際トライにての着陸であった。コースを変更する為の上空での旋回のなか、津波にあった広い範囲の町並みが見えた。...

心の津波

災害対策本部である庁舎の屋上まで押し寄せた津波に流されまいと手すりにしがみついて、九死に一生を得た人の話しが記されていた。 その震災の直前に、大学時代の1年先輩の死報に接した。家庭の事情から極度のうつ状態となり、そのことが原因だったと後になって知らされた。...

信じるということ

電車に乗って目的地に出かける。するとしばしば「人身事故のため、ダイヤに乱れが生じています」といった事態に遭遇する。多くの人は 「またか」といって顔をしかめ、数分前に一人の人の命が失われているかもしれないことにすら、感覚が麻痺してしまう日常の出来事である。 ...

合意形成法

わたしの兄弟たち、実はあなたがたの間に争いがあると、クロエの家の人たちから知らされました。あなたがたはめいめい「わたしはパウロにつく」「わたしはアポロに」「わたしはケファに」「わたしはキリストに」などと言い合っているとのことです。 第1コリント 1:11,...

思うこと

今、私の家では壁紙の張替えをしてもらっています。どこがどうなってるわけでもないのですが今後ここに住み続けるわけですから 体力にゆとりのあるうちにと決心したしだいです(引越しと同じほどとは言いませんがかなりのエネルギーが消耗する事は確かです)。実はこの家を建...

心の在り処

まずは、ロシアの作家オセーエワの童話より。 「一匹の犬が体を前にかがめて、はげしくほえています。そのすぐ鼻先に、垣根にピタリと体を寄せて、一匹の小さな子猫が毛を逆立てて震えています。かっーと口を開けて、ニャーオ、ニャーオと鳴いています。すぐそばに二人の男の...

プレゼント

「贈り物」ということについて考えてみよう。あるいは「与える」ということの意味について。ちょっと難しくいうと、「贈与」ということについて。 ある人(A)が、別の人(B)に、ある物(C)を贈る。お中元でもお歳暮でも、あるいは誕生日でもクリスマスでも何かを記念す...

何を「記念」するのか?

今年は日本にプロテスタントが伝えられて150年目であるということで、プロテスタント各派が協力して「日本プロテスタント宣教150周年記念大会」が7月に横浜で行なわれた。「目的1.2008年から2009年にかけて、各教会、各学校、各団体で行なわれる行事、集会を...

フェミニズム神学

聖書には互いに反するような表現が、しばしば見られる。 男女の性別と性役割を一致させる家父長制倫理を強化するような言葉 (「婦人は、静かに、全く従順に学ぶべきです。婦人が教えたり、男の上に立ったりするのを、わたしは許しません。むしろ、静かにしているべきです。...