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共に生きる

ローマの信徒への手紙 14章1-9節 教会生活の中で重大な事柄の一つに、他者を受け入れ、信仰の交わりの中で共に生きるということがあります。教会に行くと、この世の人間関係と違うものがあります。張り合ったり足を引っ張り合ったりではなくて、誰もが受け入れあってい...

神は働かれる

ローマの信徒への手紙 8:26-39 最近の災害の警報・注意報では「命を助ける行動をしなさい」と指示されます。 とはいえ、洪水は突然の出来事です。福島の震災で被災した南相馬市の住民の方で一旦は自宅に帰ることができ、連れ合いと再会するも、あの巨大な津波に襲わ...

神の愛に生かされ

ローマの信徒への手紙 12:9-21 先ほど呼んでいただいたローマ12章10節で、使徒パウロは「兄弟愛をもって互いに愛し、尊敬を持って互いに相手をすぐれたものと思いなさい。」と語っています。ここに兄弟愛と言う言葉が出てきます。兄弟愛と神の愛は当然つながって...

救われざる者の救い

ローマの信徒への手紙 9:19-29 聖書には新約のみならず旧新約聖書を貫いて、神は救い主、創造者であるとともに、神は人を選ぶ。選ぶ神に私たちは捕らえられたと私たちに語りかけます。 エフェソ書の冒頭1:3から4節はそれを表す代表的な聖句といえます。 「私た...

極みない神

ローマの信徒への手紙 11:33-36 ローマの手紙11章はイスラエルの問題が述べられているところです。17節以降は接ぎ木された野生のオリーブの木のたとえが書かれています。もともとあった一本のオリーブの枝が切りとられて、そこに野生のオリーブが接ぎ木されてい...

キリストに従う

ローマの信徒への手紙 7:1-6 パウロは優れた伝道者でした。この人はもとはといえばユダヤ教原理主義者でした。キリスト者を憎んでいました。やがてキリスト教会が徐々に信徒を増やしてゆくと、ユダヤ教側はキリスト教徒を暴力的に迫害するようになってゆきました。回心...

主が生かしてくださるので

ローマ 14:1-12 教会生活を歩むうえでやはりとても大切なのは他者を受け入れ、信仰の交わりの中で共に生きるということだと思います。教会に行くと、この世の人間関係とは違うものがあると思います。教会では張り合ったり、足を引っ張り合ったりではなく、だれもが受...

「できれば、せめてあなた方は、すべての人と平和に暮らしなさい。」 ローマ 12:18

ローマは、言うまでもなくそこにバチカンがあることから、キリスト教とは切っても切れないつながりを持った町です。ローマを訪ねる人はまず列車で着く人も、空港から到着した人も、まずテルミニ駅にたどり着きます。<テルミニ>とはテルメ(浴場)から来ています。じつはテル...

不安な時代にこそ

この時代、世の中の大半の人々は、ますますいそがしく、教会に定期的に通う時間も心のゆとりも持てずにいます。結果として教会の教勢は落ち、教会員は減りつつあります。そうした現実に牧師は当然悩むのです。その現実を前に、明るくもなれません。結果は牧師の責任でもあると...

できれば、せめて・・・

使徒であったパウロの言葉に「できれば、せめてあなたがたは」と言葉をつなげ、その後に<平和に暮らしなさい>と語りました。(ローマの信徒への手紙8:18) 21世紀の東京であろうと、1世紀のローマであろうと、人間が平和に暮らせていない現実は変わりません。なにも...