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2006年のクリスマスに起こったこと

コロナ渦で思いもしなかった自由時間が与えられたのですが、何か胸の奥底に鬱屈した気持ちが沈殿して、考えていたことにも集中できません。こうした時にこそ、み言葉から力を得たいのですが。 最近送られてきた冊子から、心に残った文章を紹介します。 今日は、少し詳しくお...

こちらの都合

3か月前、私たちの隣町ともいうべき相模原で障がい者19人が殺される事件が起こった。単に事件の大きさだけでなく、その事柄が意味する重大性からも様々なメディアで問題が指摘されて多くの声明・メッセージが発せられた。それは人間のいのちと死に関わる「優生思想」という...

平等と公正の違い

2016年4月から「障害者差別解消法」が施行された。国連の定める「障害者権利条約」の締結に向けてなされている国内法整備の一環である。多くの問題を抱えつつも、全ての人が障害の有無に関わらず相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会を目指すという当たり前の...

創造論の勘違い

生物学では、「似ている(類似)」ということについて、「相似(アナロジー)」と「相同(ホモロジー)」という二つの概念で説明する。 「相似」とは、機能(役割あるいは見た目)は同じでも、内部の構造(仕組み)が異なることをいう。例えばコウモリの翼と昆虫の羽は、空を...

西武池袋線のエリナー・リグビー

最近、朝の通勤時に一人の老女を見かけることがある。彼女をビートルズの曲にちなんで「エリナー・リグビー」と名付けている。池袋発の下り列車なので、それほど混んでいるわけではないのだが、出発間際になれば座席はそれなりに埋まっていることが多い。ところが、その女性の...

「良い家庭」あるいは「うまくいく」ことについて

若い頃に大きな影響を受けたある牧師の言葉から。  私は長い間考えさせられていることがあります。ある新聞に東北の中学の校長先生が出した投書がきっかけとなったことで、以来、いろいろな機会に多くの方々に考えていただいてきたことでもあります。その投書はそのころ学校...

天に唾を吐いた人びとの末裔(まつえい)として

主に在りて忠信なる兄弟たちよ。我らは未だ面識の機会なく、互に伝統と生活の習慣とを異にしてゐるが、かかる諸々の相違にかかはらず我らを一つに結ぶ鞏固(きょうこ)なる紐帯が二つあると思ふ。其の一つは、我らの共同の敵に対する共同の戦ひといふ運命的課題である。彼ら敵...

投石

律法学者たちやファリサイ派の人々が、姦通の現場で捕らえられた女を連れて来て、真ん中に立たせ、イエスに言った。先生、この女は姦通をしているときに捕まりました。こういう女は石で打ち殺せと、モーセは律法の中で命じています。ところで、あなたはどうお考えになりますか...

心のあちこちが痛いです

最近よくギリシャ神話の幾つかを思い出す。 【シーシュポス(あるいはシジフォスとも)の岩】シーシュポスは罰として、タルタロスで巨大な岩を山頂まで上げるよう命じられ、あと少しで山頂に届くというところまで岩を押し上げると、岩はその重みで底まで転がり落ちてしまい、...

もの研究者としてのドイツ巡礼

ドイツ南東部を少し旅行した。遺跡見学もサッカー観戦もないカトリック系音楽学校ゆかりの地を訪ねる「巡礼の旅」にくっついていったのである。修道院の綺麗なゲストハウスに宿泊したのだが、朝は真っ暗な6時前から早朝ミサの開始を告げる鐘がガンガン鳴ってゆっくり寝てられ...