カテゴリー: 礼拝メッセージ

荒れ野の誘惑

マルコ福音書 1章 9-15節 今日の箇所、この1週間、何度も読みました。イエス・キリストが本来の使命である宣教の業を始める前に、荒野で洗礼者ヨハネから洗礼を受けられました。「その後、荒野に出かけて40日間サタンによる誘惑を受けられた」とマルコによる福音書...

奇跡を行うキリスト

マルコ福音書 4章 35-41節 湖で嵐を叱る。 今日与えられた聖書の部分ですけれども、ガリラヤ、エルサレムから始まって今ではトルコと言われている小アジアに伝導が広がり、ヨーロッパに福音がもたらされ、教会の勢いがどんどんついてきた時の一つの出来事ではあるん...

神に結ばれて

マルコ福音書 3:31-35 兄弟、姉妹、母とは誰か 1月の後半からマルコによる福音書を今年の聖書日課は丁寧になぞっていきます。まだ当分、前に行ったり後ろに引いたりという聖書日課ですけれども、今日はマルコの3章が開かれています。マルコ福音書はイエスの生涯を...

種まきのたとえ(マルコ福音書)

マルコ福音書 4章1-9節 道端、石地、茨、良い地の種 今日、聖書を開いておかしいなと思った人がいるんじゃないかと思うんですよ。先週の聖句とつながっているのです。ですから重なる部分があったりしますので同じじゃないかというように感ずる方もおられるかもしれませ...

たとえを語られる主イエス

マルコ福音書 4:21-34 ともしび、種まきのたとえ 今日の聖書、どんな印象を持ったでしょうか。説教題も、小見出しもそうですけども、「例えを用いて話す理由」とついている。これ、言ってみると間接話法みたいな言い方です。間接的なものの言い方です。分からないこ...

神の霊を宿すライ者の体

マルコ福音書 1章 40-45節 小見出しが「重い皮膚病を患っている人を癒す」と書いてあります。今年の聖書日課はマルコによる福音書の前半のところを、うろうろしながら一つ一つの癒しの記事を、なめるように追っていくような気がします。今日は重い皮膚病にかかった人...

中風とその友人たち

マルコ福音書 2章 1-11節 中風の人を屋根からイエスの前に吊り下ろす どうにもならないわけですけれども、オミクロンの流行りの中で耐え忍んでいくことは大事なことだろう。さいわい、あまり重症にはならないとも言われておりまして、うちの娘もイタリアでオミクロン...

最初の弟子たち

マルコ福音書 1:14-20 マルコ福音書のほぼ冒頭と言いましょうか、1章の14節から20節までです。いよいよイエスキリストがこの世に伝導のために出かけられる、この世への登場が語られます。 ずいぶん構えた言い方ですけども「ときは満ち神の国は近づいた。悔い改...

イエスの受洗

マルコ福音書 1:9-11 新年を慌ただしく迎えたところになります。今日はマルコによる福音書の冒頭のところですが、一番最初のところから読んだ方がよろしいかと思いますので、読ませていただきます。 神の子、イエスキリストの福音のはじめ。預言者イザヤの書にこう書...

大きな喜びにつつまれて

ルカによる福音書 2:1-20 人の生というものは、明日を知らない儚さと隣り合わせ。でもその儚さは、むなしくはない、軽くもない。儚いからこそ、ますます、かけがえがないし、重いことだと感じたのです。人が生きるということは、いつも課題や不安に迫られることです。...