カテゴリー: 礼拝メッセージ

神の前に、真実に

マタイ 7:5-29 本日の聖書の箇所は、山上の説教の締め、結語に当たる部分です。山上の説教を読み返して、自分はどんなに立派にこの言葉を生きているだろうかと得意になれる人は少ないと思います。というのも山上の説教はこれを読めばそれに対する態度決定が求められる...

救われざる者の救い

ローマの信徒への手紙 9:19-29 聖書には新約のみならず旧新約聖書を貫いて、神は救い主、創造者であるとともに、神は人を選ぶ。選ぶ神に私たちは捕らえられたと私たちに語りかけます。 エフェソ書の冒頭1:3から4節はそれを表す代表的な聖句といえます。 「私た...

祈り

テモテへの手紙一 2:1-8 使徒言行録はその最後に28:30,31節 「パウロは府比で借りた家に丸2年住んで、訪問するものはだれかれとなく歓迎し、神の国を述べ伝え、主イエス・キリストについて教え続けた。」 つまりこれは獄中生活というものではなく解放された...

こころも思いも一つにされ

使徒言行録 4:32-37 聖霊が弟子達に注がれたといいます。それは神の新たな事業のスタートとでもいう神の出来事でした。クリスマスにおいて、マリアは主イエスを身ごもりましたが、ペンテコステにおいては弟子たちに聖霊が宿ったのです。エルサレムの二階座敷で、ペト...

捧げる心

コリントの信徒への手紙二 8:1-15 使徒パウロがこの2コリントの手紙を書いたのは、いくつかの動機がありました。コリントはそも大変繁栄していた町で、教会自体も豊かだったと思われます。しかし教会が単に豊かであるだけなら、それはそれで一つの問題であり誘惑です...

世の光としての教会

マタイによる福音書 5:13-15 本日与えられている聖句は「地の塩である。あなたがたは<地の塩>である。…13節、・・・あなたがたは<世の光>であると語られました。 弟子たちも、私たちも、そう語られれば、努力して<世の光><地の塩>たらんと目指します。た...

大きな手の中で

使徒言行録 19:19-20 数年前、ものみの塔から脱会した女性にお目にかかったことがありました。脱会に手を貸した牧師たちは私の知り合いでした。最初は心配した家族の声も耳に入らなかったのですが、やがて理性を回復してこの方は家庭に戻りました。しかし夫とは離婚...

キリストを主と仰いで

エフェソの信徒への手紙 5:21-33 教会では時折結婚式が行われます。結婚式では大抵新郎新婦への教えが司式者によって読まれます。(ちなみに私は朗読しません) 共同訳「妻たちよ、主に仕えるように、自分の夫に仕えなさい。キリストが教会のかしらであり、自らその...

喜び合い、赦しあう共同体

使徒言行録 2:1-11,37-47 ペンテコステに聖霊が降(くだ)りました。ペトロを中心とする弟子達は、ペンテコステー聖霊降臨までの10日間(召天日5/13~5/23)、身の置き所もない敗北感に打ちのめされていたはずです。弟子たちはたった3年間ではあった...

永遠の同行者

ルカによる福音書 24:36-43 キリストは復活され40日の間弟子たちに会い、神の国について彼らに語られたとルカは使徒言行録の冒頭に書きました。 40日前にキリストを裏切った弟子たちは、キリストの復活を語り伝えることになります。弟子たちはその目で復活した...