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愛は (すべてを) 信じ (すべてを) 望み (すべてに) 耐える

今の日本の社会はどうなったのだろうと思うほど、心すさむ出来事があちこちで頻発します。一連の心寒くなるような出来事は、社会の片隅の、偶発的な、例外的な出来事かといえば、必ずしもそう言いきる事が出来ない、どこかでわれわれの日常につながっている出来事かもしれない...

国を超えて

主イエスは福音の宣教をその生涯の使命となさいました。そしてその福音はたしかにまずユダヤ人に向けられましたが、決してユダヤ人だけに限られたのではありませんでした。イエスの福音は最初から人種と国境を越えたものでした。国家として政治的な実権を奪われていた当時のユ...

聖霊を仰いで!

新聞やTVで家庭のトラブルが伝えられます。杉並では海洋学者の父親と主婦である母親を、アメリカで公認会計士の資格を取った息子が、殺害して、自らは放火自殺したという出来事が起こったそうです。事件を起こした息子は、仕事にも、人間関係にも行き詰った果ての出来事でし...

モーツアルトの五月の歌

今日は5月の最終主日です。今年は妙に雨の多い5月でした。場所によっては日照時間が例年の半分というところがあったそうです。このほんの短い時期、五月晴れに、生まれたばかりのような若葉が萌え出る光景は、さわやかです。ドイツ歌曲のなかで五月、あるいは春を歌った名曲...

許しと償い

日本人は、総じて品行方正でまじめ、規範性に富んでいるという評判は過去のものになりつつあります。現代では社会秩序の模範とされる警察官、裁判官、教師や宗教家にいたるまで、不祥事には、驚かなくなってしまいました。モラルハザードは時代を表す言葉となっています。すこ...

色々な生と死

連休に帰省した際、私たちの甥にとってかなりショッキングな出来事がありました。甥の友人が交通事故で突然亡くなってしまったのです。ついこの間まで一緒に学んでいた級友に訪れた突然の死に直面し、18歳に突然訪れた死という現実をどのように受け止めて良いのか判らないと...

だれもオレを必要としていない

ゴールデンウイークが終わりました。久しぶりに、家族が一緒になって、それぞれに楽しい時を過ごしたご家庭も多かったことでしょう。私たち夫婦も、美術館をまわったり、護憲のデモに参加したりしました。けれど、気になる出来事もありました。このゴールデンウイークのはじめ...

心と心がつながれる

先週我が家でちょっとしたIT革命(?)が起こりました。きっかけは、長年私に仕えてくれたマックのノートパソコンがほぼお勤めを終えたのです。そこでパソコンのことで何かあると、風のように飛んできて、お世話してくださるKさんに相談して、新たなパソコンに乗り換えるこ...

生きるにも死ぬにも

およそ存在するものには、すべて始まりがあり、終りがあります。この始まりと終りをもっとも象徴するものこそ、人の生涯そのものです。長寿を全うする人、病気や事故でみじかい生涯をおわるひと。しかしそれぞれに意味ある、尊い人生です。長寿か短命か。結果としてそうなるの...

信仰による出発

長らく日本やアメリカは<競争社会>である、という言い方がされてきました。しかし昨今では<競争社会>から、<格差社会>という言い方に移ってきたといわれます。<競争社会>でも、努力すれば報いられ、一度は与えられた競争に勝てなくても、次のチャンスでは、再び浮かび...