カテゴリー: 週報の裏面

パサジェルカ

2009年、ベルンハルト・シュリンクが書いた「朗読者」(松永美穂訳・新潮文庫)が映画化されて「愛を読む人」という邦題の映画になり、主演した女優さんはアカデミー主演賞を取ったほどの評判となった。私は映画も見、日本語訳の本も読みました。父を大学教授に持つドイツ...

希望を捨てないで

2月22日、ニュージーランドのクライスト・チャーチ市でマグニチュード6.3の地震が起こり、26日現在で死者123名、行方不明200人以上と伝えられています。単純に神戸の震災と較べれば、被災数はその何分の一以下でしょうが、クライスト・チャーチ市は人口は37万...

メガネ

この十数年、私の視力は加齢と共に、不思議な変化をした。もともと目は悪いほうではなかったのに思春期以降、近視がすすみ、またどういうわけかひどい乱視が入ってきた。ちょうど50才を過ぎる頃、老眼の入口をむかえた。丁度、その頃のある晩、夜10時の<ニュースステーシ...

信じるということ

電車に乗って目的地に出かける。するとしばしば「人身事故のため、ダイヤに乱れが生じています」といった事態に遭遇する。多くの人は 「またか」といって顔をしかめ、数分前に一人の人の命が失われているかもしれないことにすら、感覚が麻痺してしまう日常の出来事である。 ...

試練のときに

この2月という月は、受験生にとって試練のときです。この節目のとき、人生模様のある方向性が決まっていく(無論すべてではありません。)変化のときでもあります。また、中高年のベテランサラリーマンにとっては、会社生活に区切りをつける方々も多いはずです。また今年は超...

1月16日の轢死事故

2週間ほど前、JR山手線の目白駅ホームから、視覚障碍者のマッサージ師、武井視良さん(42歳)がホームから転落して電車にひかれて亡くなったと報じられました。なんとも気の毒な出来事で二度とこうした事故が起こってはならないはずです。ところがじつは転落を経験したこ...

老人に夢を、若者に幻(ヴィジョン)を!

その後 私はすべての人にわが霊をそそぐ。あなたたちの息子や娘は予言し、老人は夢を見、若者は幻を見る。その日、私は奴隷となっている男女にもわが霊をそそぐ。 ヨエル書3:1節、2節 どこを見渡しても希望など感じ取ることも出来ない状況の中で、神は特定の預言者だけ...

新年を迎える

正月もこの時期になると、いよいよ屠蘇(とそ)気分も抜けきって、社会全体が通常に戻って、動き始めます。ところがわたしにとっては、毎年、正月・松の内(つまり七日)が過ぎてやっと新年が来るという気持ちが強いのです。じつは毎年1月7日を期限にして、源泉所得税の年末...

天からの恵み

「多摩モノレール松が谷駅のそばに由木東市民センターがあり、年に数回そこを利用します。9月はバザーのチラシの印刷のため、12月はクリスマスのチラシ印刷のためです。そのセンターの目の前にとても大きなイチョウの木があります。市の天然記念物となっているようで、太さ...

待降節をむかえて

教会暦の上では、本日から待降節-アドヴェントにはいります。由木教会もいちおうの点灯をしますが、日本全体が明るくなるかと思えるほど、あちこちでクリスマスのイルミネーションが輝きます。以前は「ロスやニューヨークのクリスマス・イルミネーションはとてもきれい!」と...