人の心が神に変えられてこそ
聖書の冒頭に、アダムとエバ、長男カインとその弟アベルという、人間の最初の家族の物語がしるされます。そしてカインとアベルは争いあい、兄は弟を殺した。そこに人間とは争いあい、殺しあう存在だとほのめかされているようです。先週あるニュースが伝えられました。厚労省に...
八王子市松木に建つ教会
聖書の冒頭に、アダムとエバ、長男カインとその弟アベルという、人間の最初の家族の物語がしるされます。そしてカインとアベルは争いあい、兄は弟を殺した。そこに人間とは争いあい、殺しあう存在だとほのめかされているようです。先週あるニュースが伝えられました。厚労省に...
「天の国は力づくで襲われており、激しく襲う者がそれを奪い取ろうとしている。」 マタイ11:12 聖書の言葉、イエスキリストの言葉には時折理解不能に感じる言葉があります。上記の言葉もその一つに思えます。この言葉をある人々は、天国というものは、力づくでも自分の...
私がごく幼いころNHKラジオで<モンテンルパの声>とかいう放送が時折流れていました。モンテンルパはフィリピンのマニラにあった戦犯収容所の名前でした。1945年2月に旧日本軍が支配していたフィリピンを奪い返すために戻ってきたアメリカ軍との間に熾烈な戦闘が開始...
先週20日(水)未明に、広島市で予想を超える土石流が発生し、死者42名、行方不明者43名と伝えられています。ホーリネス教会も、被災者が多く出た広島市安佐南区にありますが、被災はまぬかれたと報告が入りました。災害が起こった後ではどんなことも言えるでしょう。し...
旧約聖書といえばユダヤ教の聖典でありユダヤ教的国家主義だけが強調されていると思い込みがちですが、必ずしもそれにとどまらない書が旧約聖書には含まれています。その代表的なものがルツ記と今回こどもお泊り会で扱っているヨナ書です。ルツ記では主人公になるルツと夫のボ...
最近つくづくと思うのは、人はそれぞれに生の苦しみや痛みを持っているということです。使徒パウロはただならぬ深い信仰経験を重ねた人ですが、その一つが<第三の天にまで引き上げられた>経験でした。パウロはそれをパラダイス『楽園の』の経験と言い変えています。楽園とは...
旧約聖書の律法の書の最後の文章は次のように書かれています。 イスラエルには、再びモーセのような預言者は現れなかった。主が顔と顔を合わせて彼を選び出されたのは、彼をエジプトの国に遣わして、ファラオとその家臣および全土に対してあらゆるしるしと奇蹟を行わせるため...
今回の私たちの旅はドイツの父なる大河<Vater Rhein>と呼ばれるライン川沿いに列車でイタリアに行くことにして、夫婦で一泊6-7千円のホテルを探して、列車でイタリアに行くことにしたのです。けれど宿泊したのはホテルだけではありませんでした。かねてかつて...
先日アフリカの草原を生きる野生動物をうつしたテレビ番組を見ていました。何千頭もの群れをなして生活している野生の牛ヌーが草を求めて、場所を変えるために川を渡るのです。川には必ずといってよいほど、ワニが、彼らが来るのを待ち受けているのです。全体からすればごくわ...
人生は報いられることばかりではない。いな、報いられないことの連続こそ、人生というべきかもしれない。旧約聖書の<コヘレトの言葉>にはむなしいという言葉が何度も繰り返される。「なんという空しさ。すべては空しい。」(1:2)「わたしは太陽の下に起こることをすべて...