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修学旅行の思い出

 私の高校はミッションスクールで、修学旅行は別名「祈りの会」と呼ばれる巡礼の旅でした。携帯電話禁止、トランプのような遊戯物も禁止と旅のしおりに書いてあり、母も「こんな修学旅行もあるのね」と仰天していました。せめてお土産だけでも、と言ってお小遣いを沢山持たせ...

日々の祈り

毎年この季節に感じる事。冷たい空気の影響も手伝って、身が引き締まります。寒さだけではなく信仰も同じように引き締められれば良いのにと、自分に言い聞かせています。 夏のある朝、目が覚めてベッドから起き上がった時、足をテーブルにぶつけてしまい。『チェッ!全くもう...

対話(ダイアローグ)

私たちの生活は、周りの人たちとの対話(会話)によって成り立っています。「今日の晩御飯は、どうする?」「そうね…」といった他愛のないものから、「信仰とは何か」といった奥深いものまで様々です。それぞれの問いかけには、それぞれの思惑があり、ある種の期待があります...

地上に富を積んではならない

物を大切にする親世代に育てられた私たちだから部屋の片付けがうまくいかないのかと、思ったりしました。物を捨てることが苦手だからと。私たちが育った1960~1970年代は高度経済成長期。家族も私も物が増えることを喜んで、物を増やしていきました。この夏、八王子の...

イエスと笑い

貧しい人々は、幸いである、神の国はあなたがたのものである。今飢えている人々は、幸いである、あなたがたは満たされる。今泣いている人々は、幸いである、あなたがたは笑うようになる。 ルカ6:20-21 私たちを真に生かすものは、律法ではなく神の招きです。「神の国...

聖書の多彩な読み方

「旧約聖書と哲学」(岩波書店)の「はじめに」の中で、近代聖書学の解釈の手法が手短に紹介されていて興味深く読みましたので、ここで紹介させて頂きます。著者は関根清三氏で、岩波書店発行の「旧約聖書」の「イザヤ書」「エレミヤ書」の翻訳者としても知られています。近代...

差別とは

国会議員で頸椎損傷による重度身体障がい者の木村 英子さんは、小さいころから周りの人たちに「障害があって、かわいそうだね」と言われてきたそうです。彼女は、そのたびに深く傷つきました。その人の人生がかわいそうか、そうでないか、不幸なのか幸福なのかは、他人が評価...

尊敬する人

最近ふと目にしたものに、少し戸惑いを覚えることがありました。次のように書いてありました。 尊敬する人物に関する質問は、会社の採用面接ではタブーとされています。 なぜなら、そうした質問は思想・信条に関わる内容であるからです。 そういうことが安易に聞けないとは...

退職後の近況

2022年2月に40年以上のサラリーマン人生を終わらせて、気楽な生活を送らせてもらっています。外資系企業(前半)と邦人企業(後半)を経験しましたが、Job優先の外資はいたってクールで感情に左右されることなく、能力にあわせて社員が入れ替わるきつい世界でした。...

光と影

私たちは縁あって由木キリスト教会に連なっています。由木キリスト教会は日本ホーリネス教団に属しています。ホーリネスという教派の光と影について考えます。メソヂスト教会の会員であった中田重治は1897年にシカゴのムーディー聖書学院で知り合ったカウマン夫妻と帰国後...