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復活から永遠へ

マタイによる福音書 28:1-10 今日わたしたちは、イエス・キリストの復活を記念する主日を迎えています。日曜日が今のような休日になったことは、この日イエスキリストが復活した信仰が土台なのですから、復活を事実と信じようと、信じまいと、世界中の人がその影響下...

嘆きから勝利へ

マタイによる福音書 27:32-56 今週は主イエスキリストが十字架に向かって歩まれた最後の一週間を記念する受難週(カトリック教会では聖週間)を迎えます。木曜日は洗足木曜日、十字架につかれた金曜日は聖金曜日 Good Friday と呼ばれます。マタイ27...

十字架の勝利

マタイによる福音書 20:20-28 「さて彼らはエルサレムに上る途上にあった。そしてイエスは彼らの先頭に立って進んだ。そこで彼らは肝をつぶし、従うものたちは恐れた。」(マルコ10:32 岩波訳)肝は肝臓ですが、肝をつぶすとは、非常に驚き、恐れることです。...

キリストに従う

マタイによる福音書 17:1-8 山上の変貌の出来事が述べられます。はっきり言って、とても神秘的、奇妙な出来事です。弟子たちには夢の続きでも見ているように思われたことでしょう。げんにルカ福音書9:32節の平行記事には熟睡していた弟子たちが目を覚ますとイエス...

あなたはキリスト

マタイによる福音書 16:13-20 本日の聖書の出来事が起こったのはフィリポ・カイサリアというところです。カイサリアーつまりローマの皇帝カイサルという名がつけられた町です。聖書辞典を見ると紀元20年にローマ皇帝アウグストがヘロデ大王に与えた所領(領地)で...

神の国は‘ここだ’

マタイによる福音書 12:22-32 以前イスラエル旅行をした人からガラスの中に入った砂を見せてもらったことがあります。説明には「これはネゲブ砂漠の砂です。そこは、今は豊かな緑の沃野となっています。」と書かれイザヤ書の35章が書かれています。イザヤ書が言う...

ひとが生きるために

マタイによる福音書 4:1-11 今日は復活前第6主日。受難節第一主日、四旬(40日)節第一主日という言い方もあります。先週の水曜日は灰の水曜日とよばれ、レントと呼ばれるキリストの受難を偲ぶ季節に入ります。灰の水曜日から46日目が復活祭になります。その間6...

キリストは見捨てない

マタイによる福音書 15:21-31 福音書を読んでいて不思議に惹かれるというか、妙に胸惹かれる出来事があります。今日のテキストも間違いなくそうした出来事の一つと言えるでしょう。 というのは「イエスはそこをたち、ティルスとシドンの地方に行かれた。すると、こ...

あなたが必要だ

マタイによる福音書 4:18-22 ガリラヤ湖のほとりで網を打っていた漁師<シモンと兄弟アンデレ>にイエス・キリストがスーッと近づいてきて、「私についてきなさい。人間をとる漁師にしよう」と声をかけられました。二人はすぐに網を捨てて従った。さらに別の二人の兄...

捧げる心をもって

マタイによる福音書 2:1-12 主イエスのご生涯を記した福音書は主イエスの最後の3年間の記録です。けれどその福音書の半分の記述は最後の一週間。つまり受難週の記述に集中しています。マタイとルカは、それでもなお誕生の物語を美しい物語として、私たちに書き残して...