カテゴリー: 週報の裏面

本の整理

慌ただしかった年末・年始が過ぎて、やっとゆっくりできると思っていたら、妻からミッションが与えられました。私の一番苦手な「本の整理をするように」という事でした。妻は昨年から「何だかガタガタ整理しているな~」と思っていましたが、自分の領域は終わったようで、私に...

なぜこのように苦しいのですか?

なぜ、このような苦しみがあるのだろうか? 日々を生きる中での苦しさに、思わず嘆きが呟きが口に出る。 大地震や津波などの自然災害から原発事故や戦争などの人為災害に至るまでの多くの苦痛や犠牲は、どうして起きるのだろうか? シリアやパレスチナあるいはアフガニスタ...

由井村隔離病舎

昨年の秋から、京王片倉駅のすぐ北側で発掘調査をしていました。皆さんは京王片倉という駅を使われたことがあるでしょうか? 私は今回が初めてで、これほど何もない駅が京王沿線にあるのだと、いささかショックを覚えました。なぜこんなところで発掘をしているのかと言えば、...

傍観者意識の評価

その業界(石器研究)では名の知れたある有力者が唱えた有名な学説があります。その当時にあっては、正に画期的な考え方で、多くの研究者はそのアイデアに驚嘆しながら賛同していました。全国津々浦々、その説に基づいた研究が数多く発表されました。しかし後になって、その説...

2020年8月15日を迎えるにあたって

「問い:日本基督教団の本領は、何処にあるか? 答え:我が教団の本領は、皇国の道に則りて、基督教立教の本義に基き国民を教化し以て皇運を扶翼し奉るにある。」『日本基督教団 信仰問答』 戦時期の日本の教会では、主日礼拝に先立って「国民儀礼」なるものが行われていま...

ゆるす・ゆるされる

ペトロは主イエスに尋ねました。「主よ、兄弟がわたしに対して罪を犯したなら何回ゆるすべきでしょうか。七回までですか。」イエスは言われた。「7回どころか七の七十倍までも赦しなさい。」 この聖句を受けてスエーデンの映画作家イングマール・ベルイマンが1960年代に...

2006年のクリスマスに起こったこと

コロナ渦で思いもしなかった自由時間が与えられたのですが、何か胸の奥底に鬱屈した気持ちが沈殿して、考えていたことにも集中できません。こうした時にこそ、み言葉から力を得たいのですが。 最近送られてきた冊子から、心に残った文章を紹介します。 今日は、少し詳しくお...

善と悪を判断する心

列王記上3章に、ダビデ王の後継者としてソロモンが登場します。ソロモンは強大な権力を手に入れ、かつその聡明さは周囲の国々にさえ知れ渡るほどの人でした。ソロモンは深く神を愛し、父ダビデの経験をそのまま受け継いで王権につくのです。そしてある夜、神が夢に現れ『「何...

キリストと共に生きる

先週16日「部落差別解消法案」が自民党、公明党、民進党の賛成で法務委員会を通り今国会で通る見込みと伝えられました。野党が反対したのは法案に盛り込まれた「部落差別の実態調査」が新たな差別の掘り起こしにつながるとしたからでした。調査が続けられることが終わること...

こちらの都合

3か月前、私たちの隣町ともいうべき相模原で障がい者19人が殺される事件が起こった。単に事件の大きさだけでなく、その事柄が意味する重大性からも様々なメディアで問題が指摘されて多くの声明・メッセージが発せられた。それは人間のいのちと死に関わる「優生思想」という...