クリスマスの光
この時期になると、クリスマスの飾りが、あちらこちらの窓辺に、競いあうように、点滅します。季節感もあるし、「ああクリスマスだ。」と単純に喜べることは嬉しい思いがします。けれど、ここ数年のちょっとした傾向としては、単なる家庭のクリスマス飾りというイメージをはる...
八王子市松木に建つ教会
この時期になると、クリスマスの飾りが、あちらこちらの窓辺に、競いあうように、点滅します。季節感もあるし、「ああクリスマスだ。」と単純に喜べることは嬉しい思いがします。けれど、ここ数年のちょっとした傾向としては、単なる家庭のクリスマス飾りというイメージをはる...
「はじめ太初にことば言あり、言は神ととも偕にあり、言は神なりき。この言は太初に神とともに在り、萬の物これに由りて成り・・・」 ヨハネ1:1 – 3 言葉は生をうけた時より与えられた大切なものです。何気なく口から出た一言でも、人を傷つけたり、慰め...
2005年は戦後60年を記念する年でした。日本人にとってこの60年は少しでも良い生活を獲得するためという<大義>のために生きてきたようなところがありました。なりふりかまわぬ経済成長が、深刻な公害問題をもたらした事もありました。しかしともかく、その結果、いち...
大袈裟にいえば、日本中が揺れました。ほかならぬマンションの強度不足の事件です。当の設計士の方、優しそうな顔のひとで、悪人顔には見えません。真偽のほどは分かりませんが、家族思いの人であるという報道もありました。個人的には善良で、こんな事件がなければ幸せを絵に...
過去のない人間はいません。過去とは単に過ぎ去った時ではなく、現在こうして生きている人間の基礎、土台となっている時のことです。過去を抜きにして、現在を語ることは出来ないのです。キリスト者は神に導きだされ、救われ、新しい命に生かされて今を迎えている人々です。で...
いつも私の意思に関係なく、時間は、速く通り過ぎて行きます。気がつく間もなく、すでに秋なのに、空を飛んでいるトンボを見て、秋を実感しました。いつも忙しく走り回って、空を見上げるヒマもない私に、神さまが1日26時間を与えてくださるなら、せめて二時間は自分のため...
私は1944年10月に樺太で生まれました。私たち家族は、終戦の混乱の中で、樺太から引揚げて来たのです。たぶん、そこまで築きあげた生活も、思い出のつまった持ち物も、すべて置き去りにして、ギリギリのところで、私たち家族は10カ月の赤ん坊の私を連れて、軍艦に乗っ...
エジプトの宮廷で、王子の一人として育てられたモーセは、やがて、王宮の外には、数えきれない多くの人々が、奴隷として追い使われている現実にショックを受けました。そして自分自身も本来はその人々と血縁のつながりのあることを知ります。40才になったある日、モーセは奴...
信じることと、愛することは、どこかでつながっています。どちらも相手があってのことです。つまりそれが向けられる対象があります。そしてあくまでも自己中心的、エゴセントリックでは、愛も信仰も、成り立ちません。相手を利用する目的で愛したり、信仰したりすることは出来...
イタリアから帰ってきて、もう1週間が過ぎました。私はたまりにたまっていた仕事を消化するのに時差ぼけを感じる暇もありません。妻も似たような状況ですが、先週、彼女はまだイタリアにいるような気がすると何度言った事でしょう。ほんの短い滞在でしたが見知らぬ様々な人々...