信仰に生きよう
人はなぜか、信仰と不信仰の間を行きつ戻りつします。信仰に徹することも、不信仰に身をおき続けることも耐えられません。旧約聖書に登場するアブラハムもダビデの生涯においても、そうした事があったこと表わします。 かつてイスラエルが大飢饉に見舞われ、エジプトに難を逃...
八王子市松木に建つ教会
人はなぜか、信仰と不信仰の間を行きつ戻りつします。信仰に徹することも、不信仰に身をおき続けることも耐えられません。旧約聖書に登場するアブラハムもダビデの生涯においても、そうした事があったこと表わします。 かつてイスラエルが大飢饉に見舞われ、エジプトに難を逃...
10月にはいりました。いよいよ秋。9月は記録的に気温の高い日々でしたが、季節はこれから冬に向って駆け足で過ぎていきます。様々なことがこの身の回りで起きています。自分にとって都合のよいことがあれば、そうでない出来事もあります。数ヶ月前の選挙に出馬した高名の建...
健康食品やフィットネス器具が人々の関心を寄せています。けれどこの世の中には健康な人々がいる一方で、多くの人々が病床に臥してもいます。人生は健康であるに越したことはありませんし、人々は事あるごとに、神社で<無病息災>を祈ります。しかし、人間にとって生きるとい...
それでも日本は安定した平和な社会というといわれますが、ついに昨年までの9年間、3万名以上の自殺者を日本は生み出してきたと発表されました。この数字は、自殺を決行して、大怪我をして病院に入院した後、亡くなられた方々や、未遂に終わった方々は、入っていないのだそう...
毎週毎週さまざまな不祥事や事件が伝えられます。中には人の予想を覆す、意表を突く出来事があるものです。数ヶ月前に九州のある場所だと思いましたが、その地域で評判の人格者と思われていた70歳近い男が、神父を志す息子を、保険金目当てで殺害したと言うのです。その父親...
数日前、ブッシュ大統領がカンザスシティーの退役軍人会で行った演説が伝えられました。戦前の日本を現代の国際テロ組織・アルカイダになぞらえて、「当時の日本人の多くが民主主義は日本では育たないと考えていた。」と述べたとのことです。だからこそ、アメリカが占領軍とし...
排除の論理は社会のあちこちで盛んです。北海道の銘菓(?)「白い恋人たち」の賞味期限偽装を内部告発した社員は、会社の中では公式に訴えることはできませんでした。社長の意に沿わない社員はその会社にいられないからです。結局内部告発しかとるべき手段がなかったのです。...
今週は広島・長崎の原爆記念日を迎えます。今日は由木教会では<平和聖日>礼拝をもちます。今年の平和聖日はいくつかの平和の危機を示す現実が先行しています。つまりアフガニスタンで、韓国教会の医療ボランティアチーム20人が、タリバンに拉致連行され、すでに二人の方が...
人生を歩むかぎり、私たちは様々な人々とかかわりを持ちます。新しい友が与えられ、人は互いにその像を相手の人生にむすんでいきます。キリスト者であれば、この人生にキリストの像を心に結んでいくのですし、自分の像を親しい人々の中にむすんでいきます。よき像(すがた)か...
人は年齢をつみ重ね、肉体は衰えていくが、精神は年齢にふさわしく成熟を遂げていくものなのでしょうか。仏教なら煩悩というのでしょうか。人の心にある野心、欲望も年齢とともに、果てて静まっていくのでしょうか。野心や欲望は生の原動力のような働きもあり、一方で、生きる...