カテゴリー: 週報の裏面

心傷ついている人に

神さま人の痛みや心が傷ついていることを理解できない人があまりに多くいますそのひとことを言う前にこの言葉に傷つきうめく人の心を思いやる やさしさがないのです   なんでもないしぐさの中に心も凍るような思いでただうつむいて だまって一点をみつめうめいている人の...

みなキリストにあって一つ

そこではもはや、ユダヤ人もギリシャ人もなく、奴隷も自由な身分の者もなく、男も女もありません。あなたがたは皆、キリスト・イエスにおいて一つだからです。 ガラテヤ3章28節 この文章を書いたのは使徒パウロです。パウロはかつて熱狂的なユダヤ主義者で、キリスト教徒...

もう泣かなくてもよい

(ルカ福音書7章13節)  数ある絵本の中でもレオ・レオーニによる「あおくんときいろちゃん」という本は忘れられない本です。この本を知って50年以上も経ちますが、わたしにとってその魅力は少しも減りません。塗りつぶしただけのただの丸である青クンと、同様に塗りつ...

それでもなおあなたを信じて

神さま あなたを信じる故に悪罵のかぎり ののしられいじめられ 傷つけられた人たちがいます。 「キリストを信じます」と告白したために牢にいれられ 職をうばわれ住むべき家から追い出された人がいますあなたを信じ あなたに従う人たちがなぜこれほどまでに苦しみを負い...

レントの礼拝への招き

(アメリカ合同メソジスト教会の新しい式文の一つ) 主にあって愛する兄弟姉妹。代々の教会は我らの主の苦難と復活を記念するこの期節を、深い献身の思いをこめて守ってきました。深い悔い改めと断食と祈りの時としてこれを守り、イースターに備えることが教会の習わしとなっ...

受難節を迎えて

受難節に覚える言葉は「弟子たちの裏切りと背信」という言葉です。おそらく、最盛期には数千人にも及んだ弟子たちの集団は、主イエスが十字架にかけられる段になると、もっとも中心的な12弟子たちでさえ主イエスを見捨てて逃げ出し、使徒たちの中心であったペトロさえも「そ...

信仰者の系譜が綴られて

ヘブライ書12章冒頭に次のように述べられます。「こういうわけで、わたしたちもまた、このようにおびただしい証人の群れに囲まれている以上、すべての重荷や絡みつく罪をかなぐり捨てて、自分に定められている競争を忍耐強く走り抜こうではありませんか、信仰の創始者また完...

私たちを招くキリスト

イエス・キリストはユダヤの辺境、ガリラヤ地方を出発点として、イスラエル全土及びその周辺に宣教活動を広めて行きました。主イエスの当初の目的は同胞のユダヤ人を救うことでしたが、イエスの目はユダヤ人以外の外国人にも注がれていきました。当時のユダヤ人から不当な差別...

主よ、言ってしまいました

主よ、言ってしまいました 私はカッとなっています身振り手振りでことばをつくし、まくしたてたのでわたしはとうとう頭にきてしまいましたわたしは全身をうちこんで語ったのにたいせつなことは何一つ通じていないのですたいせつなことは、わたしのものではなくわたしのことば...

ユダ

時に思います。神さまは、なぜ人間に自由を与えたのだろうか。信仰か離反か、献身か裏切りかを、ひとは選択しなければならない。人間が、はじめから背くことができないロボットのように、神の御意思を自動的に選び取る存在であったら、どんなに楽だったか。そうであればアダム...