レントの礼拝への招き

(アメリカ合同メソジスト教会の新しい式文の一つ)

主にあって愛する兄弟姉妹。
代々の教会は我らの主の苦難と復活を記念するこの期節を、深い献身の思いをこめて守ってきました。深い悔い改めと断食と祈りの時としてこれを守り、イースターに備えることが教会の習わしとなったのです。
信仰に導かれた者が、キリストの体なる教会に加えられるための洗礼の準備の時として、同時に、信仰共同体から離れていた者たちが、悔い改めと許しを通して再び和解をあたえられて教会の交わりへと回復されるときとして、この40日間はたいせつにされてきました。
したがって全会衆は、イエス・キリストの福音が告げ知らせる神の慈しみと赦しを思い起こし、洗礼によって既に与えられている信仰を更新しなければなりません。
そこで私(司式者)は、み名によって、この聖なるレントへとあなた方を招きます。みずからをかえりみ、悔い改めと祈りと断食と愛の捧げものによってこの期節を守りましょう。
神のみ言葉に親しみ、これを味わいつつ、切に祈りましょう。

今橋朗『礼拝を豊かに』日本基督教団出版局1995年143頁

2023年3月19日 週報の裏面より

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