カテゴリー: 週報の裏面

癒し

遥か遠いむかし。宇宙が…闇に包まれていたとき。『光あれ』の言葉とともにわたくし達の世界が始まりました。その言葉を発したのが神。時が流れアダムとエバが暮らすエデンで食べてはいけない果実をたべた二人を暖かく見守りながらエデンを追放したのも神。崩れきった秩序の無...

人間存在とは

やっと秋めいてきた先週、新聞に伝えられたのは2件の母親による子殺しでした。9月ひと月だけでも新聞に伝えられるほどの母親による子供の虐待事例は六件ほどあったようです。中でも10月2日の新聞に伝えられた広島の事例は新聞を読む私の目が涙で曇るほどの陰惨なものでし...

カタコンベの礼拝に生きた人々

信仰とは、望んでいる事柄を確信し、見えない事実を確認することです。 ヘブライ11:1 信仰に生きるとは、現在自分自身が肉眼で見ている世界を超えて、神が計画し、実現に至らせるであろう世界を、自分のものにする意識と言えます。9月6日に1日だけローマに立ち寄って...

ある出会い

今週も旅の途中でであった出来事について書かせていただくことにします。 私たちの旅では様々な人々との出会いが避けることが出来ません。宗教改革がスタートした町ヴィッテンベルクに立ち寄ったとき、昼食のために入った通りに面したカフェはあいにく客でいっぱいでした。そ...

記憶する文化

皆様のお許しを戴いて、娘の働いているレストランホテル Il Pellicano を訪ねるとともにドイツのベルリンと近接しているライプチッヒ、ドレスデン、ヴィッテンベルクを訪ねさせていただきました。いずれもルターとバッハと1989年のドイツ統一、自由化と密接...

記憶し続けること

劇場で映画をみることは、1年に数回あるかないかという程度の私ですが、ときおりこれは是非、見なければと思いで出かける映画があります。先週「あの日あの時 愛の記憶」というドイツ映画を見ました。そういえば私の観た映画はポーランドが物語の舞台というものが不思議に多...

ナショナリズムとキリスト教

北の島々に「実効的支配」をなす国の指導者が視察に来るというので、厳重抗議である。一方で南の島々に「実効的支配」をなす国があえて土地公有化を図れば国際問題になるという真っ当な懸念を表明した民間出身の外交官に対しては、厳重注意である。そうした場面で「領土問題は...

平安

身を横たえて眠り、私はまた、目覚めます。主が支えてくださいます。 詩篇3篇5節 不安と苛立ちが社会に充満しています。しかし神は信仰者に平安な心を授けられます。信仰者といえど、動揺せざるを得ないような、不安や悲しみ、憤りと痛みが引いては寄せる波のように、足も...

被災地南相馬を訪ねて

フェイスブックの友だちであるケリーさんに誘われて思いがけず南相馬を訪ねることができました。彼女との出会いはもう10年以上前のことです。教会にお子さんと来られ、カトリック教会を探しておられたので、高幡カトリック教会を紹介させていただきました。その後由木教会で...

信仰の光を通して

人は当然ながら自分で感じ取り、経験したことだけを<真理><正義>と認めて受け入れようとする傾向があります。また自分の目で見て、自分の手で触れて確かめないことがらには不信感をぬぐうことが出来ないのです。もちろんそれが一方的に良くないというつもりはありません。...