カテゴリー: 週報の裏面

ある出合い

今回の私たちの旅はドイツの父なる大河<Vater Rhein>と呼ばれるライン川沿いに列車でイタリアに行くことにして、夫婦で一泊6-7千円のホテルを探して、列車でイタリアに行くことにしたのです。けれど宿泊したのはホテルだけではありませんでした。かねてかつて...

神が共にいてくださるから

先日アフリカの草原を生きる野生動物をうつしたテレビ番組を見ていました。何千頭もの群れをなして生活している野生の牛ヌーが草を求めて、場所を変えるために川を渡るのです。川には必ずといってよいほど、ワニが、彼らが来るのを待ち受けているのです。全体からすればごくわ...

徒労の中で

人生は報いられることばかりではない。いな、報いられないことの連続こそ、人生というべきかもしれない。旧約聖書の<コヘレトの言葉>にはむなしいという言葉が何度も繰り返される。「なんという空しさ。すべては空しい。」(1:2)「わたしは太陽の下に起こることをすべて...

平和を願って

「平和を実現する人々は幸いである その人たちは神の子と呼ばれる」 マタイ5.9 結婚と同時に由木教会で教会の働きをスタートしてから今年で丁度40年になります。40年前の教会は開拓教会でほとんど会員がいない状態でした。振り返ると子育てなどに追われた時代もあっ...

復活から宣教に

思えばキリスト教とは不思議な出発を遂げた集団です。使徒言行録によれば<キリスト教会>を作ろうとして意識的に集って集団をつくろうとしたとは到底思えません。弟子たちにはそんな心のゆとりなどなかった。拠りどころを失って、すでに弟子としての資格すら失ったと思ってい...

忘れられない過去

先週朝日新聞では、アメリカの核軍縮担当の国務次官がオバマ大統領に 被爆地を訪問すべく進言したという報道が伝えられました。かつてオバマ大統領はプラハで「核なき世界を」と演説し、ノーベル平和賞が付与されました。それはアメリカの政治家としては画期的な姿勢でしたが...

投石

律法学者たちやファリサイ派の人々が、姦通の現場で捕らえられた女を連れて来て、真ん中に立たせ、イエスに言った。先生、この女は姦通をしているときに捕まりました。こういう女は石で打ち殺せと、モーセは律法の中で命じています。ところで、あなたはどうお考えになりますか...

平和に暮らそう

この文章を書いている今日は、2014年5月3日。ゴールデンウイーク明けには<集団的自衛権>なるものが閣議決定を見ると新聞は伝えています。もしかしたら、これが最後の憲法記念日に!!?なることはないと祈ろう。・・・だが多くの人々は、<集団的自衛権>なるものは自...

愛がなければ

そこで、わたしはあなたがたに最高の道を教えます。たとえ、人々の異言、天使たちの異言を語ろうとも、愛がなければ、私は騒がしいどら、やかましいシンバル。たとえ預言する賜物を持ち、あらゆる神秘とあらゆる知識に通じていようとも、たとえ山を動かすほどの完全な信仰を持...

心の平和、よみがえれ

「力にものを言わす」ありかたが、あちこちで目につきます。銃やナイフを使用する事件も絶えません。個人が武器を使うことですら多くの犯罪につながりますが、ましてや国家が武器を大量に使う戦争は途方もない犯罪です。最近のクリミヤでは、戦闘のプロであるロシア軍特殊部隊...