重荷を負いつつ
人は心の中では、自分の存在感を確かめたいという基本的な欲求があります。けれど、日々の日常生活の中で、<自分は他人から必要とされている人間だ>とか、<なにがしかの達成感>を感じ取れるひとは、たぶん多くはないでしょう。たいがいの人は<自分はたいそうなことをやっ...
八王子市松木に建つ教会
人は心の中では、自分の存在感を確かめたいという基本的な欲求があります。けれど、日々の日常生活の中で、<自分は他人から必要とされている人間だ>とか、<なにがしかの達成感>を感じ取れるひとは、たぶん多くはないでしょう。たいがいの人は<自分はたいそうなことをやっ...
まずは、ロシアの作家オセーエワの童話より。 「一匹の犬が体を前にかがめて、はげしくほえています。そのすぐ鼻先に、垣根にピタリと体を寄せて、一匹の小さな子猫が毛を逆立てて震えています。かっーと口を開けて、ニャーオ、ニャーオと鳴いています。すぐそばに二人の男の...
立ち帰れ、あなたの神、主のもとへ。あなたは咎(とが)につまずき、悪の中にいる。・・・ 「すべての悪を取り去り 恵みをお与えください。わたしたちはもはや軍馬に乗りません。自分の手が造ったものを 再びわたしたちの神とは呼びません。」 ホセア書14:2-4 預言...
しばしばコトがうまくいかなかったり、気持ちが落ち込んだときに、聴きたくなるのはベートーヴェンの作品です。底しれぬような孤独や絶望、葛藤や怒りを踏まえてこそ、思い悩む心に、勇気が与えられます。音楽家や画家という、本来、時代を超えるほどの才能あふれた人々が、最...
日本といえば<和の文化>イスラエルといえば<聖書の民>アメリカといえば<自由と民主主義を国是とする国>それぞれの国家や民族が理想とするあり方は様々です。いかにそれを実現するか、あるいは今は実現できなくても、いかに実現に向かっていくか、困難でも真剣な問いでな...
由木教会の活動が始まった頃、宣教師の協力を仰いで英会話クラスを持っていました。当時はまだまだドル高で、宣教師の数がとても多く、協力していただくことが出来たからです。地域と何のコンタクトもなかったわたしたちには大きな助けでした。特に想いでふかいのは、夏の間、...
今日の午後、高幡カトリック教会の<さつき祭>のバザーに由木教会も参加します。日本キリスト教団永山教会も加わります。野外礼拝(ミサ)は10時から。バザーは11時半から始まりますから、われわれが礼拝を終えて、大急ぎでかけつけても、12時半くらいにはなりますから...
自分は正しい人間だとうぬぼれて、他人を見下している人々に対しても、イエスは次のたとえを話された。「二人の人が祈るために神殿に上った。 ひとりはファリサイ派の人で、もう一人は徴税人だった。ファリサイ派の人は立って、心の中でこのように祈った。『神様、わたしはほ...
「わたしはヤコブを愛し、エサウを憎んだ。」 ローマ9:13 聖書には神の選びの思想があります。選ぶという行為は、複数ある物の中から、どれかを選り取ることです。上記の言葉はエサウとヤコブの二人兄弟の中で、神はヤコブを選んだと言うことです。これを兄のエサウから...
こういうわけで、兄弟たち、神の憐れみによってあなたがたに勧めます。自分の体を神に喜ばれる聖なるいけにえとして捧げなさい。これこそ、あなたがたのなすべき礼拝です。 ローマ12:1 <なすべき礼拝>と新共同訳で訳されている言葉は、口語訳では<なすべき霊的な礼拝...