作成者: Yugi Church

主の与える平安

この時期、仕事や旅行で日本を訪ねる外国人は、あちこちにきらめくクリスマス・イルミネーションを見てどう感じるだろう。都心や広場には見上げるような豪華なクリスマスツリーが光り、また住宅街にも競うようにイルミネーションが瞬きます。「いつから日本はキリスト教がこん...

アヴェマリア

クリスマス近くになるとメキシコ人のリオスさん一家を思い出します。数年前のクリスマス聖夜礼拝にご家族で参加され、あのロウソク煌めく礼拝から、てっきり由木教会がカトリック教会だと勘違いして、そこからとても親しい交わりを下さったご一家。ある時リオスさんはカトリッ...

クリスマスの魔力?―あるクリスマス礼拝

私は20歳の春思い立って教会に集い始めた。教会といってもウイークデーは小さな、小さなそろばん塾をしている場所を、米軍基地の小学校の教師をしていたミス・ルートが日曜日の午前午後そこを借り受けて日曜学校、礼拝、イングリッシュバイブルクラスを開催してくださった。...

仕えられる者ではなく、仕える者に

先週、堀之内駅周辺の郵便局や銀行に出かけ、ついでにスーパーに立ち寄ったとき、店員の皆さんはすでに全員が(たぶん)真っ赤なサンタ姿でした。まだアドヴェントにも入っていないのに、世の中はイルミネーションがかがやき、商戦はクリスマス全開です。数年前に教会のクリス...

ハンナ・アーレント著「イェルサレムのアイヒマン」を読む

この数週間、10年も前に手にしていた上記の本を読んでいました。かねて読みかけていた本ですが、あまりに文字が小さく、しかも表現が回りくどく、読み切れず中座していたのです。 ハンナ・アーレントは1906年北ドイツのハノーヴァーで生まれ、のちにハイデッガー、ブル...

もの研究者としてのドイツ巡礼

ドイツ南東部を少し旅行した。遺跡見学もサッカー観戦もないカトリック系音楽学校ゆかりの地を訪ねる「巡礼の旅」にくっついていったのである。修道院の綺麗なゲストハウスに宿泊したのだが、朝は真っ暗な6時前から早朝ミサの開始を告げる鐘がガンガン鳴ってゆっくり寝てられ...

永遠不変の神に導かれ

神は人の人生に思いがけない状況を造り出したり、神独自の方法をもって,私たちをその民の一人としてくださいます。私たちは周りからどう見られようと<神の民>の一員であり、<礼拝共同体>のひとりです。人の思いはその時々の状況で、言わなくてもよいことを口走り、我を忘...

不安な時代にこそ

この時代、世の中の大半の人々は、ますますいそがしく、教会に定期的に通う時間も心のゆとりも持てずにいます。結果として教会の教勢は落ち、教会員は減りつつあります。そうした現実に牧師は当然悩むのです。その現実を前に、明るくもなれません。結果は牧師の責任でもあると...

未来

21世紀に憧れていた子供の頃。今のこの時代をどのように想像していたか…。 僕たちにとっては、せいぜいテレビで見ていたドラえもんの世界が頭に浮かんだ程度。しかし改めてこの世界を見てみると、想像を遥かに越える世界になっていると。まずは携帯電話の普及とその進歩。...

ぶどうのおいしい秋-主につながって

「わたしはまことのぶどうの木・・・わたしにつながっていなさい。そうすれば、私はあなたがたとつながっていよう。枝がぶどうの木につながっていなければ、自分だけでは実を結ぶことができないように、あなたがたもわたしにつながっていなければ、実を結ぶことができない。」...