作成者: Yugi Church

この時

先週20日(水)未明に、広島市で予想を超える土石流が発生し、死者42名、行方不明者43名と伝えられています。ホーリネス教会も、被災者が多く出た広島市安佐南区にありますが、被災はまぬかれたと報告が入りました。災害が起こった後ではどんなことも言えるでしょう。し...

ヨナ書の心

旧約聖書といえばユダヤ教の聖典でありユダヤ教的国家主義だけが強調されていると思い込みがちですが、必ずしもそれにとどまらない書が旧約聖書には含まれています。その代表的なものがルツ記と今回こどもお泊り会で扱っているヨナ書です。ルツ記では主人公になるルツと夫のボ...

天に唾を吐いた人びとの末裔(まつえい)として

主に在りて忠信なる兄弟たちよ。我らは未だ面識の機会なく、互に伝統と生活の習慣とを異にしてゐるが、かかる諸々の相違にかかはらず我らを一つに結ぶ鞏固(きょうこ)なる紐帯が二つあると思ふ。其の一つは、我らの共同の敵に対する共同の戦ひといふ運命的課題である。彼ら敵...

悩み多い日々の中で

最近つくづくと思うのは、人はそれぞれに生の苦しみや痛みを持っているということです。使徒パウロはただならぬ深い信仰経験を重ねた人ですが、その一つが<第三の天にまで引き上げられた>経験でした。パウロはそれをパラダイス『楽園の』の経験と言い変えています。楽園とは...

もちあげられたり、貶(おとし)められたり

旧約聖書の律法の書の最後の文章は次のように書かれています。 イスラエルには、再びモーセのような預言者は現れなかった。主が顔と顔を合わせて彼を選び出されたのは、彼をエジプトの国に遣わして、ファラオとその家臣および全土に対してあらゆるしるしと奇蹟を行わせるため...

最近心にかかったこと

最近の新聞、テレビの報道には、心痛むものがあまりにも多いと思います。今迄も度度報じられてきている、幼い子供達の命が失われている、しかも保護者である父母の手によって、葬られてしまっている。それらのニュースに接して、だんだんと気持が麻痺してゆくのではないかとい...

ある出合い

今回の私たちの旅はドイツの父なる大河<Vater Rhein>と呼ばれるライン川沿いに列車でイタリアに行くことにして、夫婦で一泊6-7千円のホテルを探して、列車でイタリアに行くことにしたのです。けれど宿泊したのはホテルだけではありませんでした。かねてかつて...

神が共にいてくださるから

先日アフリカの草原を生きる野生動物をうつしたテレビ番組を見ていました。何千頭もの群れをなして生活している野生の牛ヌーが草を求めて、場所を変えるために川を渡るのです。川には必ずといってよいほど、ワニが、彼らが来るのを待ち受けているのです。全体からすればごくわ...

徒労の中で

人生は報いられることばかりではない。いな、報いられないことの連続こそ、人生というべきかもしれない。旧約聖書の<コヘレトの言葉>にはむなしいという言葉が何度も繰り返される。「なんという空しさ。すべては空しい。」(1:2)「わたしは太陽の下に起こることをすべて...

平和を願って

「平和を実現する人々は幸いである その人たちは神の子と呼ばれる」 マタイ5.9 結婚と同時に由木教会で教会の働きをスタートしてから今年で丁度40年になります。40年前の教会は開拓教会でほとんど会員がいない状態でした。振り返ると子育てなどに追われた時代もあっ...