主イエスにであう
イエス・キリストの十字架の道行きは<ヴィア・ドロローサ>-悲しみの道ともいわれる苦難の道でした。徹夜に及ぶ裁判そしてローマ総督ピラトとヘロデ王の前に引き出され尋問され、やがてそれだけでも死に至るほど残虐な鞭を打たれ、人の体重ほどもある自らが釘づけになる十字...
八王子市松木に建つ教会
イエス・キリストの十字架の道行きは<ヴィア・ドロローサ>-悲しみの道ともいわれる苦難の道でした。徹夜に及ぶ裁判そしてローマ総督ピラトとヘロデ王の前に引き出され尋問され、やがてそれだけでも死に至るほど残虐な鞭を打たれ、人の体重ほどもある自らが釘づけになる十字...
ヨハネは「神は愛です。」(1ヨハネ4:16)と言いました。ヨハネの目を通して見えたイエスは、まさに愛そのものでした。それは価値なき者、反逆するもの、裏切るもの、不信実なものに、豊かに許しと命を注ぎ込む愛、そしてそれはイエスの十字架において頂点に上りつめる愛...
今日は8月16日。終戦時、私は一歳にもなっていない赤ん坊だった。樺太からの引揚者。親が軍にかかわっていたからこそ無事に帰還できた。でも同じ年ごろの子供たちで、樺太に置き去りにされた人、あるいは亡くなった子供たち、どれほど多くいただろう。韓半島から連れてこら...
長女に会うために今回はある事情からローマに行くことにした。宿はたまたま日本人女性が取りしきる破格に安いB&Bを連れ合いが見つけて、10日ほどお世話になることになった。場所はローマ・テルミニ駅から数分のところにあります。今回のローマでまず驚いたことが...
1-2か月前から、長女との連絡が、こちらからの一方的な連絡はしているものの、向こうからのレスポンスがなく、しばし途絶していました。イタリア滞在17年の彼女のことだから、何かあれば連絡があるだろうし・・・さして案じる必要はないだろうと思うことにしていました。...
親しい友人で、とても若いというわけではないが、今年按手礼(正牧師)になる手続きを受けて、埼玉県にある教会で、生き生きと牧会伝道を続けている牧師がいます。彼の労する教会は、彼が赴任するまえ、ほとんど集まる人もないほどだったのです。ところが彼の信仰の思いは神に...
クリスチャンホームに生まれたのでもなく、ミッションスクールとも何の縁もない私が、キリスト者とされ、またまことに不十分ながら牧師の働きをさせていただいて40数年。時折、「なぜ?」と問いかけます。思い当たることは一つ。私はクラシック音楽に惹かれていた。小学校の...
いうまでもなく日本は先の大戦で大変な犠牲を強いられたのでした。むろん戦場となったアジアの諸国にはいまだにゆるしがたい悲しみと怒りを残しています。私の一家は樺太で生活していました。幼くして夭逝した二人の兄と一人の姉の墓がどこにあるのか、私は知らない。彼らのこ...
若くても、高齢期を迎えても、生きることの重荷は少しも変わらないような気がします。人生にベテランはいないのでしょう。<きのう>と<きょう>は全く違う未体験の日なのです。違っているからこそ、今日はいっそう新鮮で、心ときめくこともある。 イエスキリストの弟子たち...
最近テレビでニュースを見ることがあまりなくなりました。見るごとに不愉快になるし、真実が伝えられているとも思わないからです。ニュースは翌日の新聞を読みます。先週・火曜日夜、私たち夫婦はデモに参加しました。その夜、東京に台風が襲来したその日です。日比谷公園の野...