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中風とその友人たち

マルコ福音書 2章 1-11節 中風の人を屋根からイエスの前に吊り下ろす どうにもならないわけですけれども、オミクロンの流行りの中で耐え忍んでいくことは大事なことだろう。さいわい、あまり重症にはならないとも言われておりまして、うちの娘もイタリアでオミクロン...

最初の弟子たち

マルコ福音書 1:14-20 マルコ福音書のほぼ冒頭と言いましょうか、1章の14節から20節までです。いよいよイエスキリストがこの世に伝導のために出かけられる、この世への登場が語られます。 ずいぶん構えた言い方ですけども「ときは満ち神の国は近づいた。悔い改...

イエスの受洗

マルコ福音書 1:9-11 新年を慌ただしく迎えたところになります。今日はマルコによる福音書の冒頭のところですが、一番最初のところから読んだ方がよろしいかと思いますので、読ませていただきます。 神の子、イエスキリストの福音のはじめ。預言者イザヤの書にこう書...

奇蹟の主キリスト

マルコによる福音書 6:45-52 私たちは祈るとき、目を閉じます。目を閉じたほうが祈りの言葉は出てきやすい。目を開けていると主イエスが見えにくい・・・イエスキリストは肉眼では見えないのです。そうすることでどんな時でも主イエスは私と共にいて下さると信じられ...

宣教に向かって

マルコによる福音書 1:16-20 わたしたちにとってキリスト教信仰をもって生きると言うことは、人生のすべてとは言えないけれど、生きるということの大きな要(かなめ)をなしていることです。かなめとは扇で言えば、バラバラの骨をひとつにまとめるところですね。それ...

全世界に出て行って・・・

その後、十一人が食事をしているとき、イエスが現れ、その不信仰とかたくなな心をお咎めになった。復活されたイエスを見た人々の言うことを信じなかったからである。それから、イエスは言われた「全世界に行って、すべての造られたものに福音をのべ伝えなさい。信じて洗礼を受...

十字架を前にして

マルコ福音書14章は次のように書き始められます。 さて、過ぎ越し祭と除酵祭の二日前になった。祭司長たちや律法学者たちは、なんとか計略を用いてイエスを捕えて殺そうと考えていた。彼らは「民衆が騒ぎ出すといけないから、祭りの間はやめておこう」といっていた。 マル...

健やかに生きるため

その昔、といっても1930年代。由木のキリスト者の人々が伝道のために様々なお宅を訪ねた。当時、いわゆる精神病院は多くなく、心病んだ人々は座敷牢に閉じ込められることが多かったようです。時代は戦争の時代、心病んでまともに戦場に出られない男や、銃後の守りに徹しき...

73年前の或る出来事

何故かいつまでも心に残っている或るエピソードから。1939年、東京世田谷の野砲第一連隊に入隊したキリスト者が自らの信仰に基づいて、 入隊して一週間後に「キリスト者として聖書の“なんじ殺すなかれ”という教えに従って銃器をお返しします」と申し出て兵役の拒否を表...

祈りは聞かれる

そこで、イエスは言われた。「神を信じなさい。はっきり言っておく。だれでもこの山に向かい、『立ち上がって、海に飛び込め』と言い、少しも疑わず、自分の言うとおりになると信じるならば、そのとおりになる。だから言っておく。祈り求めるものはすでに得られたと信じなさい...