カテゴリー: 礼拝メッセージ

神の国は‘ここだ’

マタイによる福音書 12:22-32 以前イスラエル旅行をした人からガラスの中に入った砂を見せてもらったことがあります。説明には「これはネゲブ砂漠の砂です。そこは、今は豊かな緑の沃野となっています。」と書かれイザヤ書の35章が書かれています。イザヤ書が言う...

ひとが生きるために

マタイによる福音書 4:1-11 今日は復活前第6主日。受難節第一主日、四旬(40日)節第一主日という言い方もあります。先週の水曜日は灰の水曜日とよばれ、レントと呼ばれるキリストの受難を偲ぶ季節に入ります。灰の水曜日から46日目が復活祭になります。その間6...

子ども礼拝

緊急事態宣言下で残念ながら休止となりましたが、毎週朝9時から子ども礼拝が行われています。少ない参加者で守られている礼拝ですが、隔週で短い時間のお話しを用意しなければなりません。どのような内容の話しをしようかと毎回頭を悩ませます。ひどい場合は当日まで何を話す...

奇蹟の主キリスト

マルコによる福音書 6:45-52 私たちは祈るとき、目を閉じます。目を閉じたほうが祈りの言葉は出てきやすい。目を開けていると主イエスが見えにくい・・・イエスキリストは肉眼では見えないのです。そうすることでどんな時でも主イエスは私と共にいて下さると信じられ...

キリストは見捨てない

マタイによる福音書 15:21-31 福音書を読んでいて不思議に惹かれるというか、妙に胸惹かれる出来事があります。今日のテキストも間違いなくそうした出来事の一つと言えるでしょう。 というのは「イエスはそこをたち、ティルスとシドンの地方に行かれた。すると、こ...

宣教に向かって

マルコによる福音書 1:16-20 わたしたちにとってキリスト教信仰をもって生きると言うことは、人生のすべてとは言えないけれど、生きるということの大きな要(かなめ)をなしていることです。かなめとは扇で言えば、バラバラの骨をひとつにまとめるところですね。それ...

あなたが必要だ

マタイによる福音書 4:18-22 ガリラヤ湖のほとりで網を打っていた漁師<シモンと兄弟アンデレ>にイエス・キリストがスーッと近づいてきて、「私についてきなさい。人間をとる漁師にしよう」と声をかけられました。二人はすぐに網を捨てて従った。さらに別の二人の兄...

よろこびは尽きない

ヨハネによる福音書 2:1-12 じつは昨年、病院で医療福祉のソーシャルワーカーを務める私どもの長男が結婚したのです。結婚に、早いも遅いもないとは思いますが、彼は46歳、結婚式をと願っていましたがこのコロナ騒ぎであることと、相手の女性も看護婦さんで医療関係...

捧げる心をもって

マタイによる福音書 2:1-12 主イエスのご生涯を記した福音書は主イエスの最後の3年間の記録です。けれどその福音書の半分の記述は最後の一週間。つまり受難週の記述に集中しています。マタイとルカは、それでもなお誕生の物語を美しい物語として、私たちに書き残して...

時、みちて

ルカによる福音書 2:1-7 先ほど読んでいただいた聖書のクリスマスエピソードの一節ですが、福音書を書いたルカの書き方は「これは皇帝がアウグストゥスの治世の出来事で、シリア州の総督はキレニウスだった時」というようにその時代の状況、事実を淡々と述べるのです。...