作成者: Yugi Church

やさしい医学レポート

<やさしい医学レポート> 依存症患者の心の癒し(東北大学教授 坪野 吉孝)『 筆者はかつて大量飲酒者だったが、約10年前、苦しい状況で思わず祈りの言葉を口にした時、急に世界が明るく開けて感じる一種の神秘体験をし、以来アルコールを全く口にしていない。それ以前...

共におられる神を見上げる

イエス・キリストが、人と共にある神(インマヌエル)としてベツレヘムにお生まれになったのがクリスマスの起源でした。主イエスは地上において、もっとも貧しい者のひとりとして奇るべない旅人として馬小屋でお生まれになりました。その場所は今まさに世界の不幸を一手に引き...

クリスマスを迎える

クリスマスは、元来ヨーロッパがキリスト教化される前の冬至の祭りだったといわれます。北ヨーロッパがキリスト教化されたのは8世紀から10世紀頃と思われますから、それ以前、人々はニーベルング物語のようなゲルマンの占い神話の世界に生きていたのでしょう。ドイツ・オー...

アドヴェントを迎えて

今日からいよいよアドヴェント(待降節)<クリスマスを待つ4週間>に入ります。あくまでも待ち望む日々ですから、教会の伝統においては、この間は聖なる救い主を迎えるべく心備え、心清める日々でなければと考えられてきました。その点、日本では忘年会シーズンです。肉を断...

わが家の収穫感謝祭

本日は教会暦では収穫感謝日です。先週、わが家でも恒例のキウイの収穫祭(?)を行いました。ことしは170個のキウイの収穫があったのです。すでに実が落ちて、朽ちてしまったのもありますから、実数はもっとおおく実ったのです。ていねいに、大切に手入れがなされているキ...

ヤコブの神・ユダの神

クリスチャンといえば、ふつう<真面目で道徳的>というお堅いイメージがつきまといます。日本では長らくキリスト教は福音の内容は脇に置いたままキリスト教イコール<禁酒・禁煙>なるイメージが社会に定着したきらいがあります。聖書における信仰者の原点はアブラハムです。...

何を「記念」するのか?

今年は日本にプロテスタントが伝えられて150年目であるということで、プロテスタント各派が協力して「日本プロテスタント宣教150周年記念大会」が7月に横浜で行なわれた。「目的1.2008年から2009年にかけて、各教会、各学校、各団体で行なわれる行事、集会を...

こんなことがあるなんて

ある総合雑誌で次のような記事を読みました。これは日本のマスコミには全く伝えられなかった出来事だそうです。約1年前の2008年12月11日にアメリカを代表するヘッジファンド<バーナード・L・マードフ・セキュリティーズ-BMIS>が経営破たんしたのです。しかも...

そろそろ心を決めて

わたしはこの10月で65歳を迎えました。これは、ひとつの区切りときということはできます。平凡で、淡々とした、どうということのない生涯をすごしてきた人生といえます。ふり返って見て、ある歴史の一点がその後の歴史に大きな変化や影を落とすことになったことをいくつか...

痛み

今肉体に、精神に、痛みを抱えている人が多くいます。心にもからだにも何の病気や痛みもないという人はむしろ<例外的>といえるのではないでしょうか。一見元気そうに見えて、様々に病む部分を抱えているわたしたち。わたしの周辺の牧師仲間では、健康診断をしない、という人...