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NPO法人<ROOM TO READ>て?

先週の朝日新聞のコラム<ひと>欄にジョン・ウッドさんというアメリカ人が紹介されました。この人は現在44歳。9年前の35歳のときにマイクロソフト社の中国事業担当重役というキャリアを投げうって、アジアの貧しい国の貧しい子供たちへ本を贈るNPO法人<ルーム・トゥ...

名前

昨年、娘が二十歳になった。今年息子が二十歳になる。早いものだと思う。娘、息子が生まれたときの、名前を考える気持ちが思い出される。名前にどんな意味を込めようか、この名前を付けたら学校で、友達からなんと呼ばれるのか、いろいろに考えて名前を付けた。一人一人に名前...

小さい子供に導かれ

(イザヤ書11 : 6)教会にはおさない子供達が出入りします。こどもたちと言葉を交わし、心が行きかう時、あらためてこどもの心の豊かさ、意表をつくほどの純粋に心打たれることがあります。Tちゃんは昨年6月、高幡教会の屋外バザー(正式にはさつき祭)にご一家と共に...

正義

人はどこまで正しいのだろう。確かに正義は実現されないと困る。正義が勝ち、悪が正されるのは快感で、水戸黄門や西部劇が面白いと感じられるのは、正邪の立場が明確で、最後に、正義が勝つからです。しかし現実には、正義と悪の立場は簡単に黒白がつかない。時には権力者が自...

出で立つ心

1月4日の朝日新聞のコラム「素粒子」に次のような文章がありました。『このコラムを担当するにあたり、三が日をホームレスの人たちと過ごした。昼間は越冬炊き出しを手伝い、夜は路上に寝る。××冷凍庫の中に横たわっているようだった。夜明けの気温2度。見れば東南の空に...

つらいこころを抱えた人に

ことしもいよいよ明日は大晦日を迎えます。誰しもいちおう一年を振り返ります。この一年さまざまな事件や事故がありました。何かが起こるたびに、「被害者は人から憎まれたり、恨まれたりなどとはまったく無縁な善良の方でした。」とのインタビューが伝えられました。人は出来...

平和を祈る

人は今さし迫ったさまざまな問題や人間関係、将来のこともふくめ、さまざまな願望を心に抱いて生きています。直面するそうした問題や願望が次々と解決するなら人生はさぞ楽なものでしょう。でも世の中にそんな人は一人もいないでしょう。努力し、苦悩し、身の細る思いをし、時...

名器ストラディバリといえど

今年9月のはじめにミラノから南西4~50キロのところにある、人口7万人ほどの静かな町クレモナを訪ねる機会がありました。ぜひ一度この町を訪ねたいと思っていましたが、果たせぬ夢であったところです。クレモナは500年前にバイオリン製作で名を成したストラディバリウ...

できることなら

2歳9ヶ月になった孫の莉音(りね)ちゃんは最近、急におしゃべりが上手になって、家でおこったこと、保育園であったことを話してくれます。もっとも彼女の話の2割ほどは、私には理解不能な「リネ語」です。でも5歳の姉の未海ちゃんに「今、莉音なんて言ったの?」と聞くと...

宇宙を満たす神の愛が

新聞の社会面に伝えられるニュースには、なぜか心に引っかかるものをおぼえる出来事があります。先週伝えられた群馬県のある夫婦の事件です。妻は57歳、夫は一歳年下。妻は美容院を経営し、家をリフォームし、新たに美容室を一新して、改築が完成したその日に、夫婦が争いに...