作成者: Yugi Church

おとしもの

1月に2週間ほど、娘がイタリアから休暇をもらって帰国しました。外国にいると妙にナショナリストになるようです。かつてベ平連をつくったOさんだと記憶していますが、留学中に岸信介さんが「タイム誌」の表紙に登場したのを見て、本屋の店頭で目頭が熱くなったと書いていて...

信仰のひと

「なぜ?」と問われると困るのですが、私は小学校のころから教会に関心があり、一度訪ねてみたかった。でも、初めて教会に行ったのはちょうど20歳の時です。それは私のイメージのなかにある教会とは似ても、似つかない、狭くて、ほこりまみれのバラックの二階。そろばん塾を...

牛の上半身

最近、小学校2年生の娘とディズニーのDVDアニメに付録として付いていたシルエット・クイズなるゲームのようなものをやった。小魚が徐々に集まってシルエットを形づくるのを見て、いち早くその名前を当てるという他愛のないものである。正解だと、再び小魚が親指を立てたサ...

問題の中で

現代の社会は他人には全く知られないで、人知れず悩む人、絶望している人々が多くいます。見知らぬ男女同士がインターネットで知り合い、一緒に自殺するという事件や、なお飽食の日本で、餓死したまま放置され、その後発見されると言うことが、時おり伝えられます。忘れもしま...

共鳴する心を

「音叉」と言うU字型をした発音体があります。一方を打つと、共鳴を起こして、独特の音がします。ひとりの人の心と、もうひとりの人の心が、そうして共鳴することがあります。けれど、人の心は、当然共鳴してしかるべき所で、全く響かないことも多くあります。アウシュビッツ...

変わらぬ愛

何もかも変転し、激動し、変わって行く時代に、わたしたちは生きています。変わらぬものなど何一つないように感じられます。敗戦の教訓から得た貴重な平和への決意もあやうくなるばかりです。ヴェルディのオペラ<リゴレット>のなかで<風の中のような羽根のような>(別名-...

百花繚乱

クリスチャンであれば、1年のはじめに、今年こそ聖書を読み通してみようと考えた人は多いはずです。1册の聖書の世界と言っても、そこには多彩な世界が広がります。聖書ですから、信仰の勧め、道徳的教え、イエスの足跡をいかに歩むか、教会をいかに造り上げて行くのか、建徳...

心かえられて

「あなたはいけにえを好まれません。たとえわたしが燔祭(全焼の捧げ物)をささげても あなたは喜ばれないでしょう。神の受け入れるいけにえは砕けた魂です。神よあなたは悔いた砕けた心を 軽しめられません。」 詩編51篇 16,17節 口語訳 新年そうそう、あちこち...

モノから、ココロへ

ケータイ、パソコン、DVD、デジタルTV。新世代といわれるような新しいものが次から次へと生み出されています。でもわたしのような人間には、どうもついて行けません。今使っているものが壊れたら、やむを得ず、次なるものものを手にするということになるかも知れません。...

ビジョン

宗教者として社会が平和であることを望み、祈り、行動します 多摩ニュータウンが建設される以前、松木地区が由木村の面影を豊かに宿していた1972年に、かつての治安維持法で消された教会の老信徒たちの必死な祈りと献身によって再建された教会です。平和を求め戦争という...