作成者: Yugi Church

よき人々に囲まれて

ついに教会にドロボー君が入り、スマトラ献金を箱ごと持って行かれました。最近のある日曜日の午後の出来事でした。献金の大半はすでに引きあげられていましたので、持って行かれたのはごくわずかな、三百円ほどのコインだった。実害というより、あの大きな献金箱が無くなった...

私の生育歴

何か事件や犯罪が起こった時に、よく指摘されるのが、その事件を起こした人の生育歴です。どのような生育の環境にあったかが、人を造って行くといわれます。幼い子供達への虐待事件が絶えませんが、そうした出来事を引き起こす親も、幼い頃に殴られたり、蹴られたりして育った...

苦悩から歓喜へ

気分が落ち込んでいる時にベートーヴェンを聞くと元気が出ます。厳格でかっちりとしたソナタ形式は、ここちよく、心に安心感を与えます。そして、どの曲にも現われるドン、ドンとラッシュするリズムは聞いていてパワーを奮いたたせます。しかもそれらの曲は、作曲家自身が、作...

喜びと賛美と

人間は成長するにつれて、様々な表情をつくることができます。ポーカーフェースというのがあります。トランプでポーカーをする時、手の内が読まれないように、良いカードが来ても苦虫をつぶしたような表情をし、悪いカードが来ても涼しい表情でやりすごすのです。私はカードゲ...

壁を乗り越えよう

人と人を分断する壁は、相変わらず世界中に張り巡らされています。 ベルリンの壁のように目に見える壁があります。ヨルダン川西岸区域のパレスチナの自治区には、イスラエル政府が世界中の非難を浴びながら、ベルリンの壁よりも高く巨大な壁を構築しているところです。国と国...

ある春の出来事

最近はテレビのニュースを見ることが苦痛になってきます。会社乗っ取りのマネーゲームとか、一国の指導者による日本市民拉致を、解放する手段もなく、年月だけがただ過ぎ去ってゆくいらだち。私や家族がそうした問題の犠牲者だったら、わたしはとても正常心を保つことなどでき...

キリストの復活

宗教離れがいっそう進みつつある時代です。むりからぬことがあまりにも多く起こったからです。オウム真理教をはじめとするカルト宗教があちこちで問題を起こしたり、アメリカにおける原理主義キリスト教が、キリスト教の中心的課題から外れた進化論や、中絶、またイラク戦争支...

信仰に生きる

キリスト者であること、キリスト者として生きることは、だれにも強制されないし、自由で、喜びを心から確信できる道があります。ただ、そうした自由と喜びには代償があります。つまり「いかなる状況が発生しても基本的な生き方をひるがえしてはならない」ということが求められ...

日本人とキリスト教

10年ほど前に読んだ三浦綾子著の海嶺を読み返していました。題名の海嶺とは海の中の山(海溝の頂)の意味だそうである。キリスト教を小説に展開している著者は、天保時代に漂流し、海外にたどり着いた日本人の物語をフィクションを交え書き綴っている。読み進んでいるうちに...

受難節に思う

現代に生きるわたしたちは、時折、社会の現象や自分自身も含めて、人間性に横たわる<深い闇>の存在を漠然と感じる時があります。いま、教会暦の上ではレント(受難節)の時を過ごしています。ついでに言えば、昨日はレント22日目にあたります。由木教会の玄関に、レオナル...