キリストにささえられ
世の中には<自分が他人の期待に答えられる人間である>と確信して、自信にあふれて生きる人がいる一方で、<他人から何の期待もかけられていない。>と思い込んでいる人もいます。私が幼いころ、親は戦後の混乱の中で、私のことは忘れていたわけではなかっただろうが、仕事の...
八王子市松木に建つ教会
世の中には<自分が他人の期待に答えられる人間である>と確信して、自信にあふれて生きる人がいる一方で、<他人から何の期待もかけられていない。>と思い込んでいる人もいます。私が幼いころ、親は戦後の混乱の中で、私のことは忘れていたわけではなかっただろうが、仕事の...
われわれの人生にはあまりにも多くの事件が、次から次へとおこっていきます。多くは忘却のかなたに忘れ去られていきます。しかし、その反対に、その瞬間の出来事が、まるでスロービデオで再現するように、この目に焼きついていることもないわけではありません。20年以上前の...
教会という場で生活しているとクリスマスのシーズンは様々な不思議な出来事が起こります。一昨年のクリスマスの事でした。 その日。クリスマス・イブ前日の23日、休日の朝、インターホンが鳴り、ドアの前に見知らぬ女性が立っていました。話しを聞くと「私は大腸がんで年末...
世の中で多くの人々が成功を夢見ますが、現実には成功どころか、日々は困難と苦悩にあふれている状況があります。神がおられるなら、なぜ求める成功を人に与えないのか。神は祝福を与えると言われる神ではないのか?とついつぶやきたくなります。けれど人は必要が満たされてい...
人生には百人百様のいき方があります。今の日本において、生きることについて特に考えたり、問うたりしなくても、惰性のように日々を歩んでいけばそれなりに生きていくことは可能かもしれません。おりおりに、楽しみを加え、健康でさえあれば、小さな家族の幸せがあれば、それ...
正月も七日目を迎えます。<まだ屠蘇気分がぬけきれない>などといわれるこの7日間です。わたくしごとですが・・・元旦礼拝を終えると、わたしが毎年、まず済まさなければならないのが、1月4日あるいは5日頃までに所得税の年末調整のため、八王子税務署に出かけることです...
わたしは先週27日から29日の3日間、三鷹にある杏林大学病院に泊まりました。わたしが体調を崩したのではありません。孫のMちゃんの小さなあざの除去を娘夫婦が決めて、彼女の病室に付き添うことになったからです。彼女はまだ4歳です。一人で入院生活をすることは到底無...
聖書のクリスマス物語に登場してくる人々は、かなりインターナショナルです。マリアとヨセフはユダヤの人ですが、ヘロデ王はイドマヤ人といわれます。ユダヤ人からは差別され、白眼視されていた部族出身の人です。他人の目からはさしたる違いではないと見えることも、当事者に...
先週、やっと手に入れて上記の本を読みました。1994年、中央アフリカのルワンダで実際に起こった話です。100日で100万人のツチ人が殺されるという悲劇の渦中にいた当時の大学生の記録です。死と隣り合う恐怖の中で、かろうじて死をまぬかれた若い女性の出来事です。...
数日前の新聞投稿欄で、ある人がベルギーだかのヨーロッパにおける以下のような経験を紹介していた。向こうでの福祉関係か何かの会合において、日本の「女性専用車両」のことを述べたところ「それは、30年前のことですか。それとも50年前のことですか?」と真剣に聞き返さ...