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平和を生きる

今週は広島・長崎の原爆記念日を迎えます。今日は由木教会では<平和聖日>礼拝をもちます。今年の平和聖日はいくつかの平和の危機を示す現実が先行しています。つまりアフガニスタンで、韓国教会の医療ボランティアチーム20人が、タリバンに拉致連行され、すでに二人の方が...

生きたことは無駄でなく・・・

人生を歩むかぎり、私たちは様々な人々とかかわりを持ちます。新しい友が与えられ、人は互いにその像を相手の人生にむすんでいきます。キリスト者であれば、この人生にキリストの像を心に結んでいくのですし、自分の像を親しい人々の中にむすんでいきます。よき像(すがた)か...

神の声を聴こう

人は年齢をつみ重ね、肉体は衰えていくが、精神は年齢にふさわしく成熟を遂げていくものなのでしょうか。仏教なら煩悩というのでしょうか。人の心にある野心、欲望も年齢とともに、果てて静まっていくのでしょうか。野心や欲望は生の原動力のような働きもあり、一方で、生きる...

信じる心

おもえば私の知らないところで、途方もない苦しみを負っている人々がどれほどいることでしょう。生きがいを見いだせなくて苦しんでいる人、愛されなくて苦しむ人、愛するがゆえに苦しむ人、食べるものがない人、罪責感に苦しんでいる人。あげればきりもありません。先週、生活...

苦難は・・・希望を生む

苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生む。 ローマ5 : 3-5 私の人生を、一本の線で表すとすれば、終点を定めるわけには行かないけれど、人生はかなり最終章に近づいている、とは思えます。おかれている状況は、大きな苦しみや問題に遭遇しているわけでなく、善...

海南島で麦の穂を摘む

ちょうど1年前に、中国の最南端に位置する海南島というところにある用件で行く機会があった。いろんな意味で、たまげるような様々な経験をした。格好良く言えば、カルチャーショックというやつである。 その中のひとつに、様々な交通事情がある。まず普通の人々の移動手段と...

分別さかり

次から次に社会を揺り動かすような事件が起こり、また個人的にも様々な心を悩ますような出来事のはざまに生きていて、いちいち何がいつ起こったなど記憶のかなたに押し流されてしまいます。その中でも不思議と記憶に残る出来事があるものです。1995年6月に乗客365人を...

和解・赦し・平和

25,000,000,000円×40=1,000,000,000,000円この天文学的数字を、わたしはひと目で読めませんでした。読みやすく書けば、250億円×40=1兆円という掛け算です。先日の新聞に防衛省が時期戦闘機として導入を検討している機種が、アメリ...

神の前に生きる

去る4月27日、ロシア人の世界的チェリスト、ムスティスラフ・ロストロポービッチがモスクワの病院で亡くなった。NHKがこの人の記念番組としてかつて放送したインタビュー番組がテレビで再放送されたのを一部見ました。(来客があり全部見ることはできませんでしたが、見...

アレッサンドロ

先週、我が家は一風変わった来訪者を迎えました。イタリア人のアレッサンドロ君。ナポリの近くの出身で、30歳の青年(?)です。風貌はナポリ出身のタレント、ジロラモ似です。ミュンヘン、マドリッド、ローマ、ロンドン、ニューヨークの超一流レストランの厨房を渡り歩いて...