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聖書の沈黙

パウロは最晩年に第3次伝送旅行を果たし、やがてローマで穏やかな幽閉生活を経て、おそらくは皇帝ネロの死の直前に処刑されたらしいことが伝えられています。人生なすべきことはすべてやり尽くし満ち足りた思いで死についたパウロと正反対に、皇帝ネロの最後は悲惨であったこ...

今日を喜ぶ

人はとかくいつも健康であること、幸せで満ち足りていることを当然とします。あたかもそれが当然のものとして、自分の日常が成り立っていると考えます。しかし何事もそれが当然であるとすると、とかく日々の営みの中で周囲の人に感謝したり、ことさらにやさしい言葉をかけるこ...

教会バザーのこころ

今年も本日午後教会バザーを行います。毎年、当然のことのようにバザーを行っていますが、実は大変なことをやっているのです。チラシ配布ひとつとっても、みんなで協力して5千枚のチラシを手配りすることだって大したことなのです。でも配った翌日にはチラシを受け取ったと言...

その人の残像

私たちはそれぞれに由木教会で教会生活を歩んでいます。初めから由木教会でキリスト者としての歩みを始めた人もいますし、他の教会で長い教会生活をして、今は由木教会でその歩みを進んでいる人もいます。でもそれぞれの人の歩みは神の御計画と導きの中で起こっていることです...

人を召される神

こういうわけで、兄弟たち、神の憐れみによってあなたがたに勧めます。自分の体を神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして捧げなさい。これこそ、あなたがたのなすべき礼拝です。 ローマの信徒への手紙 12:1 人が有能であってもそうでなくても、金銭に恵まれていようと...

全世界に出て行って・・・

その後、十一人が食事をしているとき、イエスが現れ、その不信仰とかたくなな心をお咎めになった。復活されたイエスを見た人々の言うことを信じなかったからである。それから、イエスは言われた「全世界に行って、すべての造られたものに福音をのべ伝えなさい。信じて洗礼を受...

まだ負けではない

この数か月基本的に木曜日の夜は国会議事堂前に出かけて、戦争法案反対の請願に出かけていました。特別なことがあれば別にも出かけることにしていた。終わったわけではありませんが今のところ20回を少々超えたところです。もし日本政府が企てるようにこれが実行に移されれば...

主イエスにであう

イエス・キリストの十字架の道行きは<ヴィア・ドロローサ>-悲しみの道ともいわれる苦難の道でした。徹夜に及ぶ裁判そしてローマ総督ピラトとヘロデ王の前に引き出され尋問され、やがてそれだけでも死に至るほど残虐な鞭を打たれ、人の体重ほどもある自らが釘づけになる十字...

キリストの愛に生かされて

ヨハネは「神は愛です。」(1ヨハネ4:16)と言いました。ヨハネの目を通して見えたイエスは、まさに愛そのものでした。それは価値なき者、反逆するもの、裏切るもの、不信実なものに、豊かに許しと命を注ぎ込む愛、そしてそれはイエスの十字架において頂点に上りつめる愛...

戦後70年の記念日を迎え

今日は8月16日。終戦時、私は一歳にもなっていない赤ん坊だった。樺太からの引揚者。親が軍にかかわっていたからこそ無事に帰還できた。でも同じ年ごろの子供たちで、樺太に置き去りにされた人、あるいは亡くなった子供たち、どれほど多くいただろう。韓半島から連れてこら...