カテゴリー: 週報の裏面

困難の中で

世の中で多くの人々が成功を夢見ますが、現実には成功どころか、日々は困難と苦悩にあふれている状況があります。神がおられるなら、なぜ求める成功を人に与えないのか。神は祝福を与えると言われる神ではないのか?とついつぶやきたくなります。けれど人は必要が満たされてい...

なぜ、ひとは生きるのか

人生には百人百様のいき方があります。今の日本において、生きることについて特に考えたり、問うたりしなくても、惰性のように日々を歩んでいけばそれなりに生きていくことは可能かもしれません。おりおりに、楽しみを加え、健康でさえあれば、小さな家族の幸せがあれば、それ...

年の初めに

正月も七日目を迎えます。<まだ屠蘇気分がぬけきれない>などといわれるこの7日間です。わたくしごとですが・・・元旦礼拝を終えると、わたしが毎年、まず済まさなければならないのが、1月4日あるいは5日頃までに所得税の年末調整のため、八王子税務署に出かけることです...

壁を越える

わたしは先週27日から29日の3日間、三鷹にある杏林大学病院に泊まりました。わたしが体調を崩したのではありません。孫のMちゃんの小さなあざの除去を娘夫婦が決めて、彼女の病室に付き添うことになったからです。彼女はまだ4歳です。一人で入院生活をすることは到底無...

信じる心、平和の心

聖書のクリスマス物語に登場してくる人々は、かなりインターナショナルです。マリアとヨセフはユダヤの人ですが、ヘロデ王はイドマヤ人といわれます。ユダヤ人からは差別され、白眼視されていた部族出身の人です。他人の目からはさしたる違いではないと見えることも、当事者に...

「生かされて」 (イマキュレー・イリバギサ著) を読んで

先週、やっと手に入れて上記の本を読みました。1994年、中央アフリカのルワンダで実際に起こった話です。100日で100万人のツチ人が殺されるという悲劇の渦中にいた当時の大学生の記録です。死と隣り合う恐怖の中で、かろうじて死をまぬかれた若い女性の出来事です。...

小さなアパルトヘイト

数日前の新聞投稿欄で、ある人がベルギーだかのヨーロッパにおける以下のような経験を紹介していた。向こうでの福祉関係か何かの会合において、日本の「女性専用車両」のことを述べたところ「それは、30年前のことですか。それとも50年前のことですか?」と真剣に聞き返さ...

晩秋も美しい

枯葉舞う季節になりました。一年四季折々、それぞれ、なんと美しいのかと、おもいます。春の綿毛のような淡い緑。やがてそれが、目にしみるような深い緑にかわります。夏をへて、色づく秋。そして今、アドベントの飾りとともに、はらはらと赤、黄の葉が舞います。いずれの季節...

和解と赦し

韓国と日本はかけがえのない隣人同士です。思えばわたしたちの教会にも韓国人の兄弟姉妹が5人もおられますし、牧師としてもお隣の蘇先生とミンニム先生は、親戚くらいの親友です。わたしたちは韓国料理も、イタリア料理同様大好きです。韓国ドラマにはまって韓国語の勉強を始...

かいま見た、がんばりの韓国

先週月曜日から金曜日まで、三多摩周辺の教会の牧師と信徒の16人で、韓国のソウル市を訪ねる機会が与えられました。訪ねるたびに精一杯の歓迎を表わしてくださる 韓国のキリスト者に深い感謝を覚えながら余韻にまだ酔っているような気分にいます。今回は、若々しく、疾走中...