思うこと
今、私の家では壁紙の張替えをしてもらっています。どこがどうなってるわけでもないのですが今後ここに住み続けるわけですから 体力にゆとりのあるうちにと決心したしだいです(引越しと同じほどとは言いませんがかなりのエネルギーが消耗する事は確かです)。実はこの家を建てて丁度25年になります。“築25年”です。
私は今年の誕生日で75歳になります(実感の無いままに年月がたち後期高齢者の仲間入りです)。75年間のうち25年は神戸の生家(結婚してからも夫の東京転勤が決まるまでの3年間もそこにいました。サザエさんスタイルです)。そして次の25年間は社宅を何軒か転居し、そして25年前にここに住まいを持ったと言うわけです。今、75年を3等分したその時にあたるのです。
今日改めて階下で職人さんの働いておられる気配を感じながら物思う時を持ちました。多摩の地に家を持つ事などまったく考えた事もなく夫の退職後は神戸に準備していた土地に家を建て・・・などと漠然と考えていたのですが、あっという間に友人の勧めでここに家を持つ事になり、始めて乗った“京王線”でこの地を見に来たのです。その間のことは余りにも事がらが早く進みあれこれと私達の考える間もないほどでした。
この家に住み始めて近くの伝道所に通いそしてその後、“吉田観賞魚”さんに金魚の餌を買いに行くたびに気になっていた“由木キリスト教会”に吸い寄せられるように通い始めました。はじめてこの教会に来た日のことを忘れることができません。自分の居場所が見つかった嬉しさ・・・何も考えず心を明け渡し、安らぐ処の見つかった嬉しさ。そして私の由木教会での教会生活が始まったのです。21年まえのことです。
日曜礼拝では心の糧をいただきます。糧を食することで健全な身体が作られるように心の糧をいただく事で神様の望まれる健全な心をと願います。
又、由木教会に通い始めて殆ど同時に三上佳子先生の指導してくださる聖歌隊にいれて頂きました。言葉の意味を深く心に留めながら美しく歌う事。先生も真剣にご指導くださり習う方も真剣です。帰途に着くときの心の爽やかさは、心の高ぶりは・・・。特別な時をすごしたと感じます。
やはりこの家は神様が決めてくださった住まいだと確信します。あと何年今のままの暮らしがここで続けられるかは分かりません。体の成長は望めませんが(衰退を防ぐ努力をしましょう)せめて心の成長をと願い暮らしたいと思います。
K.S (主婦) (2010年10月03日 週報より)